広告表示オプションとは?Yahoo!・Google広告全部解説!
リスティング広告を運用する中で、広告文に伝えたいことをすべて盛り込むのは難しいと悩まれている方も多いのではないでしょうか。広告表示オプションは、広告文だけでは伝えきれない情報を広告を見たユーザーに届けてくれる便利な広告機能の一つです。
今回は、広告を見たユーザーに情報を提供するだけでなく様々な対応をするよう働きかけてくれる広告表示オプションについて、その種類や特徴を解説していきます。
- 目次
- ■広告表示オプションとは
- メリット
- ■広告表示オプションの仕組み
- 広告表示オプションが表示される場面
- 課金のタイミング
- ■GoogleとYahoo!の広告表示オプション
- ■広告表示オプションの種類と特徴
- サイトリンク表示オプション
- 電話番号表示オプション
- コールアウト表示オプション
- 構造化スニペット表示オプション
- アプリリンク表示オプション
- 販売者評価表示オプション
- 住所表示オプション
- アフィリエイト住所表示オプション
- リードフォーム表示オプション
- 価格表示オプション
- プロモーション表示オプション
- メッセージ表示オプション ※廃止
- ■まとめ
■広告表示オプションとは
広告表示オプションとは、広告を構成するタイトルや説明文、URLなどに加えて、電話番号や住所、追加のテキスト、ランディングページ以外の特定ページへのリンクなどの情報を追加で表示できる機能のことです。
広告表示オプションを活用すると、上記画像のように、広告の掲載される範囲を広く取ることができ、ユーザーの視認性も高くなります。
メリット
広告表示オプションは、追加の情報を表示させるだけでなく、ユーザーに対して様々な働きかけをしてくれます。
例えば、予約の必要なサロンなどの場合、電話番号を表示させることで電話を掛けるというアクションをユーザーに促すことができますし、ECサイトであれば、検索広告と連動させて商品の価格を表示させることで、広告がクリックされなくても、必要な情報の提示により購入などの具体的な行動に誘導することも可能です。
広告表示オプションを活用することでユーザーに対して追加の情報を表示できるので、クリック率やコンバージョン率の改善、向上も期待でき、広告ランクを引き上げる効果もあると言われています。
■広告表示オプションの仕組み
広告表示オプションが表示される場面
広告表示オプションは設定したからと言って、常に掲載されるというは限りません。広告ランクや掲載順位に応じて、広告表示オプションが表示されるかどうかが決まっています。
Google広告では以下のように説明がされています。
・広告表示オプション(または広告表示オプションの組み合わせ)を表示することで、掲載結果の向上が見込まれる場合。
https://support.google.com/google-ads/answer/2375499?hl=ja
・広告の掲載位置と広告ランクが十分に上位である場合。広告表示オプションを表示するには、一定以上の広告ランクが必要です(広告ランクの計算には広告表示オプションが考慮されます)。
また、広告のステータスが「審査中」や「不承認」になっている場合や、広告表示オプションがキャンペーンや広告グループに紐づけられていない場合も表示がされないので、管理画面などからきちんと確認するようにしましょう。
広告表示オプションを全て設定したとしても、広告表示オプションが表示される上限があるので、全てのオプションが1つの広告に表示されることはないことも、覚えておきましょう。
課金のタイミング
広告表示オプションは、表示されただけでは費用は発生しませんので、そもそもクリックができない広告表示オプションについては課金がされません。
クリック可能な広告表示オプションについては、ユーザーが表示されている広告表示オプションをクリックした際に、通常のクリック単価と同じ金額が課金されます。
また、1回のインプレッションで料金が発生するのは2回まで、とされています。例えば、サイトリンク表示オプションで複数のリンクをユーザーがクリックした場合でも、費用が発生するのは2回分のクリックした金額、ということになります。
■GoogleとYahoo!の広告表示オプション
広告表示オプションには種類が多数ありますが、GoogleとYahoo!でそれぞれ設定できるものに差があります。
Googleのほうが種類が豊富で、Yahoo!の広告表示オプションはGoogleのものに使用用途や仕様が似ているため、今回はGoogleの広告表示オプションを重点的に解説します。下の表で隣り合っているものが対応するものになります。
Google広告 | Yahoo!広告 |
---|---|
サイトリンク表示オプション | クリックリンクオプション |
電話番号表示オプション | 電話番号オプション |
コールアウト表示オプション | テキスト補足オプション |
構造化スニペット表示オプション | カテゴリ補足オプション |
アプリリンク表示オプション | |
販売者評価表示オプション | |
住所表示オプション | |
アフィリエイト表示オプション | |
リードフォーム表示オプション | |
価格表示オプション | |
プロモーション表示オプション | |
メッセージ表示オプション ※廃止 |
■広告表示オプションの種類と特徴
ここではGoogle広告の広告表示オプションを基にしてそれぞれ紹介していきます。
サイトリンク表示オプション
広告文やリンク先URLとは別で、ユーザーを誘導したいページのテキストリンクを表示させることができる機能です。 ターゲットとするユーザーの様々な目的に対して、複数のリンク先を表示させることができ、ユーザーの目的に合わせたサイトへ誘導することが可能です。
サイトリンク表示オプションの活用方法とは?
サイトリンク表示オプションとは、ユーザーが検索結果を表示した際に、検索連動型広告のURLや広告文とは別に、ユーザーを誘導するテキストリンクを表示させる機能です。ユーザーの意図に沿ったサイト誘導が可能になるメリットがあります。自分のサイトに合う方法を見つけて、クリック率やコンバージョン率を上げていきましょう。
電話番号表示オプション
広告に電話番号を表示させるオプションです。スマートフォンの場合は、表示された電話番号をタップすると電話を発信することができます。
コールアウト表示オプション
通常の広告文に加えて、広告文の下部に簡単な説明文を最大10個まで表示させることができます。先に説明したサイトリンク表示オプションとの違いは、リンク先URLを追加することが出来ない点です。
コールアウト表示オプションとテキスト補足オプションの違いとは?比較して解説!
「コールアウト表示オプションとテキスト補足オプションは何が違うの?」 と疑問に思われる方がいると思います。そこで今回の記事ではコールアウト表示オプションとテキスト補足オプションの違いや特徴、そして簡単な使用方法を解説していきますので是非参考にしてください。
構造化スニペット表示オプション
広告文の下に、見出しに応じた内容で商品の補足説明やラインナップを表示させることができる機能です。「サービス」や「スタイル」等の13のタイプからヘッダーを選択し、そのタイプに適切な値を設置する必要があります。
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アプリリンク表示オプション
広告文の下部に、スマートフォンやタブレットのアプリのダウンロードリンクを表示させることができます。Webサイトだけでなくアプリもあるということをユーザーに示す補助的機能です。インストール数の増加が目的の場合は、
アプリのダウンロード数を増やすことが一番の目標である場合は、アプリ訴求広告(リンク先はアプリ限定)のご利用をおすすめ
https://support.google.com/google-ads/answer/2402582?hl=ja
します。
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スマホ用のアプリをターゲット顧客向けにリリースしたのに、ダウンロード数があまり伸びなくて困るという方もいらっしゃるでしょう。そんな時リスティング広告の出稿予定があればアプリも一緒に宣伝できるのをご存知でしょうか。 この記事ではあまり知られていないけれど広告効果の高い、アプリリンク表示オプションについて詳しく解説します。
レビュー表示オプション
商品やサービスの販売業者とは関連のないものに掲載されている、信頼性の高いレビューや評価を広告に表示することができます。パソコンの検索ネットワークのみ表示されます。
住所表示オプション
広告文の下部に店舗などの住所を表示することができ、表示された住所をクリックするとGoogleマップが開かれます。実店舗などへの来店を促す際に有効なオプションです。
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最近お店をオープンしたので、近場に住んでいるターゲット顧客によりアピールできる宣伝方法はないか探しているという方はいらっしゃいませんか?そのような時に役立つのが住所表示オプションです。 この記事では住所表示オプションの概要からより効果の高い活用方法まで詳しく解説していきます。
アフィリエイト住所表示オプション
広告を出した企業の商品を販売している店舗をユーザーに知らせます。ユーザーの位置情報から最寄りのチェーン店などを表示します。スマートフォンで検索した際には、店舗までの経路を確認することも可能です。
リードフォーム表示オプション
広告文の下部にフォームを設置することができるオプションです。広告を見たユーザーがWebサイトにアクセスしなくてもフォームから直接広告主に問い合わせや資料請求等ができる機能です。
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資料請求や問い合わせ用のメールフォームをWebサイトに設置したものの反応がいまいちだと感じる方はいらっしゃいませんか? もしリスティング広告を出稿しているなら、リードフォーム表示オプションがその悩みを解決してくれるかもしれません。 この記事ではリードフォーム表示オプションとは何かから効果的な活用法まで詳しく解説します。
価格表示オプション
価格表示オプションは、パソコンとモバイルでテキスト広告の下に表示され、広告主様はそのスペースを使って商品やサービスの詳しい情報をアピールできます。
価格表示オプションで売り手、買い手ともにwin-winに!
価格表示オプションは、Google広告の広告表示オプションの一つです。売り手側は、商品名やサービス名、価格、簡単な説明文の三つの要素に絞り、大きくパッと目につくように、そして、目についたらすぐに内容が分かるように表示することができます。価格が比較検討のポイントとなる場合は多いので、是非設定しておきましょう。
プロモーション表示オプション
プロモーション表示オプションは、検索ネットワーク用のテキスト広告にセールやプロモーションの情報を追加表示できるので、広告主様の商品やサービスをなるべく好条件で利用したいユーザーへの訴求効果を高められます。
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セールや割引などをアピールしたい時に訴求効果を高められるプロモーション表示オプション。2017年10月10日のGoogle広告アップデートで使用できるようになった広告表示オプションです。ユーザーの目にも止まりやすいものですが、実際どう活用するのかご紹介します。
メッセージ表示オプション ※廃止
スマートフォンやモバイルの検索結果に表示され、広告文の下部にSMSメッセージを送れるアイコンを表示させる機能です。
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リスティング広告をよりスマホファーストにしてコンバージョン率やクリック率を上げたいけれど、効果的な方法が思いつかないとお悩みの方はいらっしゃいませんか? そんな時におすすめなのが「メッセージ表示オプション」です。 この記事ではメッセージ表示オプションの設定から効果的な活用方法まで詳しく解説します。
■まとめ
広告表示オプションは複数の種類がありますが、自社のサービスや商品に合わせて効果的に設定することで、リスティングの効果を高めることができます。
広告ランクの改善や引き上げにも繋がりますので、導入することをおすすめします。
また、ただ設定をするだけでなく、広告の効果を高めるために数値を確認しながら改善していくことが重要です。
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