メッセージ表示オプションについて【Google広告】

リスティング

リスティング広告をよりスマホファーストにしてコンバージョン率やクリック率を上げたいけれど、効果的な方法が思いつかないとお悩みの方はいらっしゃいませんか?
そんな時におすすめなのが「メッセージ表示オプション」です。
この記事ではメッセージ表示オプションの設定から効果的な活用方法まで詳しく解説します。

※メッセージ表示オプションは廃止されました。

その他にも広告表示オプションは多数ありますので、積極的に活用していきましょう。

メッセージ表示オプションの概要と設定方法について

メッセージ表示オプションとは広告表示オプションの中の1つで、2016年10月のGoogle広告(旧 Google AdWords)のアップデートで追加された機能です。

スマホでリスティング広告が表示された際にターゲット顧客がSMSを送信できるアイコンを表示するという機能なので、至ってシンプルなものと言えます。

しかし広告表示オプションが広告ランクを決定する要因の1つであることがあまり知られていないため、設定する人が多いとは言えません。

メッセージ表示オプションの設定方法を簡単にご紹介します。
※現在は廃止されているため設定出来ません。

メッセージ表示オプションの設定方法

①Google広告の管理画面の左側の項目内にある「広告と広告表示オプション」を選択し画面上部の「広告表示オプション」のタブをクリックすると画面左上に「+」が表示されるためクリック

②プルダウン内の「メッセージ表示オプション」をクリック

③電話番号やサービス名などの必要事項を入力して「保存」をクリック

④Google広告の管理画面の左側の項目内にある「設定」を選択し画面上部の「アカウント設定」のタブ内にある「メッセージレポート」をクリック

⑤メッセージレポート内のラジオボタンで「オン」を選択し「保存」をクリック

メッセージ表示オプションのデメリットとメリットとは?

メッセージ表示オプションの概要と、それほど難しくない手順で設定できるのがおわかりいただいたところで使用するデメリットを2つとメリットを3つご紹介します。

メッセージ表示オプションのデメリット

メッセージ表示オプションを使用するデメリットの1つめは、ターゲット顧客が送信したSMSへの対応が遅いと感じてしまった場合、顧客満足度が下がってしまう可能性があることです。
これを防ぐには営業時間をターゲット顧客に告知し、それ以外の時間はメッセージ表示オプションを非表示にするのがよいでしょう。

2つめは低価格な商品やサービスではあまり効果が見られないことです。

これはコンバージョンへのハードルが低いことが理由として挙げられるため、メッセージ表示オプションは低価格な商品やサービスを避けて活用するのが望ましいでしょう。

メッセージ表示オプションのメリット

メッセージ表示オプションを使用するメリットの1つめは、商品やサービスについて広告文やLPでは説明しきれない部分をフォローできることです。

広告文やLPはターゲット顧客に広くアピールすることや、おおまかに理解してもらうことが目的なので、一人一人の持つ疑問の解決に至らない場合もあるのではないでしょうか。

しかしメッセージ表示オプションを利用することでターゲット顧客が知りたいことへのニーズに直接応えることができるのです。

2つめはコンバージョン率のアップが見込めることです。
メッセージ送信オプションを利用してSMSを送信するターゲット顧客は問い合わせや情報収集への意欲が高いため、このニーズに素早く応えることでコンバージョンにつなげることができるでしょう。

3つめはクリック率のアップが見込めることです。
メッセージ送信オプションを設定するとリスティング広告の占有面積が上がるため、よりターゲット顧客の目につきやすくなり、商品やサービスに興味を持ってもらえるでしょう。

メッセージ表示オプションの効果的な活用法

メッセージ表示オプションのメリットとデメリットを踏まえて、よりターゲット顧客に売りたい商品やサービスを効果的にアピールするためにはどのような活用法が望ましいのかを考えてみました。
3種類の活用法をご紹介します。

①広告表示オプションの「コールアウト表示オプション」「構造化スニペット表示オプション」と組み合わせて活用する

コールアウト表示オプションは商品やサービスのアピールポイントを簡潔に表示できる機能です。

また構造化スニペット表示オプションは広告をクリックしなくても商品やサービスの内容が見られる機能です。

この2つの機能はターゲット顧客の情報収集ニーズに素早く応え、問い合わせの意欲を高める側面を持っていることからメッセージ表示オプションと組み合わせるとよりクリック率を上げられるでしょう。

②SMS送信を促す文言を拡張テキストに設定する

具体的には「資料請求はこちら」「メールでのご相談はこちら」「お問い合わせはこちら」などです。

ターゲット顧客がSMS送信をする目的を明確にし、心理的な抵抗を低くするよう配慮するのが望ましいでしょう。

③拡張テキストとメッセージテキストの内容を揃える

例えば「資料請求はこちら」という拡張テキストに「見積を依頼したい場合はこちらからお願いします。」というメッセージテキストが組み合わせられていたとしたら違和感があるのではないでしょうか?

これを「資料を請求したい場合はこちらからお願いします。」というメッセージテキストに変更するだけで違和感は減り、SMS送信をせずに離脱するターゲット顧客は少なくなるでしょう。

ターゲット顧客が広告主に対して「好きなタイミングで」「簡単に」SMS送信できるのがメッセージ表示オプションの特徴なので、その自由さを損ねない活用法が望ましいでしょう。

まとめ

Google広告のメッセージ表示オプションは設定が簡単でありながら、リスティング広告の効果をより高め、コンバージョン率やクリック率の向上に役立つ機能であることがわかりました。
リスティング広告の出稿を考えている方は、ぜひ一度自分の売りたい商品やサービスにメッセージ表示オプションを活用できるか検討してみてはいかがでしょうか。

少しでもお役に立てましたらシェア頂けますと幸いです。
著者情報:三倉 光生
リスティングやSNSの広告運用12年/フリーランス4年目の認定ランサー。国立大学卒業後、新卒でベンチャー企業に就職し広告運用からマネジメントまで行い独立。「顧客の利益創出」をモットーとした広告設計・運用を行っています。ポリシーは【即レス・誠実さ・期限厳守】

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