【ポートフォリオ入札戦略】自動入札を活用して効率化を目指そう【Google広告】
今回は、Google広告の「ポートフォリオ入札戦略」についてメリットや設定方法を解説します。
「ポートフォリオ入札戦略」と言う名前を初めて聞く方もいるかと思いますが、効率化を目指すには最適なツールですのでぜひ活用していきましょう!
- 目次
- ■ポートフォリオ入札戦略とは
- 使用できる入札戦略一覧
- ■ポートフォリオ入札戦略のメリット
- キャンペーンの入札戦略を管理しやすい
- 高度な機械学習と的確なレポート
- ■ポートフォリオ入札戦略の設定方法
- キャンペーン設定からポートフォリオ戦略を作成する
- 共有ライブラリからポートフォリオ戦略を作成する
- ■まとめ
■ポートフォリオ入札戦略とは
ポートフォリオ入札戦略とは自動化された入札戦略のことで、一つのアカウント内の複数のキャンペーンの入札単価を最適化することができる機能です。
入札単価はオークションごとに目標別に最適化されます。
同じポートフォリオ入札戦略を使用しているキャンペーンは一括で変更・管理が可能なのです。
使用できる入札戦略一覧
全ての入札戦略を使用することができます。
各入札戦略の特徴を理解し、自社のキャンペーンに合った入札戦略を選びましょう。
クリック数の最大化 | 予算内でクリック数を最大化できるようにする |
目標インプレッションシェア | Google 検索結果ページの最上部、上部、または任意の場所に広告が表示されるように入札単価を調整する |
目標コンバージョン単価(tCPA) | 設定したコンバージョン単価でコンバージョンを最大限獲得する |
目標広告費用対効果(tROAS) | 指定した目標広告費用対効果でコンバージョン値を獲得する |
コンバージョン数の最大化 | 予算全体を使いながら、キャンペーンのコンバージョンを獲得する |
コンバージョン値の最大化 | 予算を過不足なく使いながらコンバージョンを獲得する |
■ポートフォリオ入札戦略のメリット
ポートフォリオ入札戦略のメリットは主に2つあります。
- キャンペーンの入札戦略を管理しやすい
- 高度な機械学習と的確なレポート
キャンペーンの入札戦略を管理しやすい
ポートフォリオ入札戦略の最大のメリットは、複数のキャンペーンを一括で管理できる点です。
アカウント内に多数のキャンペーンがある場合、キャンペーンごとに入札戦略を設定していると、管理するのに時間と手間が掛かり効率的ではありません。
その点ではポートフォリオ入札戦略は、適用しているキャンペーン全ての入札戦略を設定・変更できるのでアカウント全体を目標達成に導くことができます。
特に、各キャンペーンでCPAに差がある場合に役立ちます。
高度な機械学習と的確なレポート
ポートフォリオ入札戦略は、機械学習の必要なデータを素早く集めるのに最適です。
Googleの機械学習は広範囲なデータを学習します。
よってさまざまな入札単価でのコンバージョン数や値を、的確に予測できるようになります。
また、ポートフォリオ入札戦略は、適用範囲のキャンペーンのレポートを効率よく比較することができます。
入札戦略を変更した場合でも、変更前と変更後のデータを簡単に比較することができるので、パフォーマンスを上げることにより集中できます。
■ポートフォリオ入札戦略の設定方法
キャンペーン設定からポートフォリオ戦略を作成
①編集するキャンペーンを選択する
②左側の[設定]を選択し、[入札単価]を開き[入札戦略を変更]をクリック
③[ポートフォリオ入札戦略を使用する]をクリック
④新しいポートフォリオ戦略を作成するか、既存のポートフォリオ入札戦略を使用するかを選択
新しいポートフォリオ戦略を作成する場合は目標値と名前を設定し、保存する
共有ライブラリからポートフォリオ戦略を作成する
各ポートフォリオ入札戦略の結果や確認・管理も①の手順から確認することができます。
①管理画面右上の[ツールと設定]をクリックし、[入札戦略]を選択
②青いプラスボタンをクリックし、作成したい入札戦略を選択
③目標値・名前を設定し、適用するキャンペーンを選択し、保存
■まとめ
ポートフォリオ入札戦略は管理がしやすく、非常に効率的なツールといえます。
設定も簡単で変更も可能なので、まずはポートフォリオを作成しキャンペーンに合わせて、最適な入札戦略を比較しながら見極めていきましょう。
皆さんのリスティング広告の運用が効率よく、且つパフォーマンス向上も達成できるように願っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。