価格表示オプションで売り手、買い手ともにwin-winに!

リスティング

価格表示オプションって何?

価格表示オプションは、Google広告の広告表示オプションの一つです。

Google広告独自の機能ですので、Yahoo!広告では使用出来ないですし、もちろんYahoo!で検索した場合にも表示されません。ただし、今後Yahoo!広告でも導入される可能性はあります。

売り手側は、商品名やサービス名、価格、簡単な説明文の三つの要素に絞り、大きくパッと目につくように、そして、目についたらすぐに内容が分かるように表示することができます。

買い手側も、買い物をする際、1番気になるお値段が一目瞭然に知ることができ、そこから直接商品のページに飛ぶことができます。

そのため、よりわかりやすく、便利な広告といえるでしょう。価格が比較検討のポイントとなる場合は多いので、是非設定しておきましょう。

価格表示オプションの特徴と効果

以前は、モバイルのみだった価格表示オプションも、現在はPCからも利用できるようになりました。

売り手側は、検索ネットワークに掲載されるテキスト広告で、より広いスペースを使って様々な商品やサービス紹介できます。そして、買い手が興味を持った商品・サービスのページに直接誘導できます。

クリックされることで、売り手側に初めて料金が発生します。購入の決め手になりやすい料金を理解した上でクリックされるので、無駄なクリックも軽減され、クリック自体の質もあがります。

システム

価格表示オプションがクリックされた場合の費用は、広告の見出しや表示URLがクリックされた場合と同じ額になります。
買い手が価格表示オプションをクリックした場合は、クリック費用が発生しますが、1回の表示で2回のクリックまでです。
3回以上のクリックに対して、費用は発生しません。

更新やカスタマイズも簡単で、アイテムの名前や、説明、スケジュールもすぐに変更できますので、期間限定のセールや特典情報も手軽に反映できます。
また、編集しても掲載結果データはリセットされませんので安心です。

設定する際は、タイトル、価格、説明文、URLを一つのカードとして作成し、最低でも3つのカードを登録しないと配信することはできません。
ただし、「0円」のサービスにも使えますので、単一商品しか扱っていない場合などでも「初月無料」「送料無料」などで3つ用意することは可能ですので検討してみましょう。

メリット

最大のメリットは、ユーザーに様々な商品の価格を伝える(表示する)のに、広告費がかからないということです。
セールやキャンペーンで通常よりも安くなっている商品を知らせることで、買い手の購入意欲を高められます。料金プランがある商品では、買い手が予算に合うサービスかどうかをクリックする前に判断できます。

また、商品・サービスごとにURLを設定可能ですので、コンバージョンまでの距離も短くなりユーザーにもメリットがあります。

デメリット

価格のみで判断されがちなところがあり、他社と全く同じ商品を扱っている場合は特に、少し他より高いだけで購入されないということもあります。
また、頻繁にセールを行ったり、商品入れ替えが発生する場合こまめな管理がに手間が発生します。

他にもあまり知られていませんが、価格表示オプションを設定すると、他の広告表示オプションが表示されなくなる可能性がありますので、優先して表示したい物がある場合は控えるか成果を見ながら出し続けるべきか検証しましょう。

まとめ

買い物をする際に、1番と言ってもいいほど重要な価格。それを、広告費をかけずに、大きなスペースに、わかりやすく、はっきりとアピールポイントを添えて、表示できる。これは、売り手にとっても、買い手のとっても嬉しいサービスと言えるのではないでしょうか。

また、商品・サービスごとにURLを変えられるので、欲しいものに最短で辿り着ける。売り手にとっても、買い手にとってもwin-winなシステムと言えるでしょう。

ただ、価格表示オプションを使うことで、他の広告が表示されにくくなり、全体のクリック率が下がってしまうということも起きる可能性があります。
ですので、価格表示オプションを設定したら、その後の数値変化を必ずチェックするようにしましょう。

その他にも広告表示オプションは多数ありますので、積極的に活用していきましょう。

少しでもお役に立てましたらシェア頂けますと幸いです。
著者情報:三倉 光生
リスティングやSNSの広告運用12年/フリーランス4年目の認定ランサー。国立大学卒業後、新卒でベンチャー企業に就職し広告運用からマネジメントまで行い独立。「顧客の利益創出」をモットーとした広告設計・運用を行っています。ポリシーは【即レス・誠実さ・期限厳守】

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