アプリリンク表示オプションについて【Google広告】

リスティング

スマホ用のアプリをターゲット顧客向けにリリースしたのに、ダウンロード数があまり伸びなくて困るという方もいらっしゃるでしょう。

そのような時、もしリスティング広告の出稿予定があればアプリも一緒に宣伝できるのをご存知でしょうか。

この記事ではあまり知られていないけれど広告効果の高い、アプリリンク表示オプションについて詳しく解説します。

アプリリンク表示オプションの概要と設定方法について

アプリリンク表示オプションとは広告表示オプションの中の1つで、旧 Google AdWordsの時から存在します。

リスティング広告の下にターゲット顧客の使用する端末に応じ、AppStoreかGoogle Playで指定したアプリのダウンロードリンクを表示してくれる機能です。

アプリリンク表示オプションの設定方法をご紹介します。

①Google広告の管理画面の左側の項目内にある「広告と広告表示オプション」を選択し、画面上部の「広告表示オプション」のタブをクリックすると、画面左上に「+」が表示されるためクリック

②プルダウン内の「アプリリンク表示オプション」をクリック

③必要事項を入力して「保存」をクリック

必要事項は次の4つの項目です。

・追加先
アプリリンク表示オプションをプルダウンで「アカウント」「キャンペーン」「広告グループ」のどこに追加するか選択します。

・アプリのプラットフォームを選択
Androidかiosのどちらかをラジオボタンで選択します。

両方の端末に対応させたい場合は2種類のアプリリンク表示オプションを設定する必要があるということに注意しましょう。

・アプリを検索して設定
宣伝したいアプリを検索して選択します。

・リンクテキスト
アプリのリンクに表示するテキストのことです。

例えば「アプリをダウンロード」などの文言を半角25文字以内で入力しましょう。

広告表示オプションには他にもたくさんの種類がありますので、気になる方は下記の記事も参考にしてみてください。

アプリリンク表示オプションのデメリットとメリットとは?

アプリリンク表示オプションとは何かと設定方法についてご理解いただいたところで、アプリリンク表示オプションのデメリットを2つ、メリットを3つご紹介します。

アプリリンク表示オプションのメリット

アプリリンク表示オプションのデメリットの1つめは、ターゲット顧客がリスティング広告とアプリのダウンロードリンク両方をクリックした場合、2回クリックした分の広告料金が必要ということです。

ターゲット顧客1人あたりの広告費と考えると倍増していますが、クリックしなければ無料で宣伝できているとも捉えられるため費用についてはよく検討してから出稿するのがよいでしょう。

2つめはアプリのみの宣伝が目的であればGoogle広告の「アプリキャンペーン」の方がおすすめということです。

アプリの宣伝に特化した広告であること、Google検索、YouTubeなど複数のサイトで宣伝できること、運用が自動化されていて手間がかからないことなどメリットが大きいと言えます。

リスティング広告を出稿するので同時にアプリの宣伝も行いたいのか、アプリの宣伝を主に行いたいのかで使い分けるのが望ましいでしょう。

アプリリンク表示オプションのメリット

アプリリンク表示オプションのメリットの1つめは、スマホユーザーへの訴求効果が高いことです。

これはGoogleのスマホファーストの方針とも合致しているため、リスティング広告の広告ランクを上げるためにアプリリンク表示オプションを活用するのは望ましい広告戦略と言えるでしょう。

2つめは、アプリの存在をターゲット顧客にアピールできることです。

ターゲット顧客が広告を見たタイミングではすぐにそのアプリが必要でなくとも、存在を認知してもらえさえすれば必要な時点でダウンロードしてくれる可能性は上がるでしょう。

3つめはリスティング広告のクリック数とアプリのクリック数を別々にカウントできるので、広告効果が詳しく分析できることです。

どのような広告であっても運用するにあたってデータを詳細に分析するのは、より効果的な戦略へと改善していくためにも重要と言えます。

アプリリンク表示オプションの使用に適する業種と効果的な活用法

それでは具体的にどのような業種でアプリリンク表示オプションを設定するとより効果的に活用できるのでしょうか。

いくつかご紹介します。

・アプリストアも持っているECサイト
・ストアアプリでクーポンやキャンペーン情報などを配信している実店舗

これらの業種ではアプリを利用することでターゲット顧客の利便性がより高まるということが共通しています。

広告とは別のニーズをアプリで満たすことでターゲット顧客の満足度を上げ、購買行動に結び付けることができれば理想的でしょう。

具体的な活用法としてはアプリリンク表示オプションに掲載したアプリ独自の特典を作り、ダウンロードに結びつけやすくするというのがおすすめです。

まとめ

アプリリンク表示オプションはリスティング広告を出稿する時に同時にアプリも宣伝できる、スマホを使用するターゲット顧客への訴求効果が高い機能であることがおわかりいただけたのではないでしょうか。

Webサイトの強み、アプリの強みを両方活かしたよりよい広告戦略を行うためにも、アプリリンク表示オプションを上手に活用してみてください。

少しでもお役に立てましたらシェア頂けますと幸いです。
著者情報:三倉 光生
リスティングやSNSの広告運用12年/フリーランス4年目の認定ランサー。国立大学卒業後、新卒でベンチャー企業に就職し広告運用からマネジメントまで行い独立。「顧客の利益創出」をモットーとした広告設計・運用を行っています。ポリシーは【即レス・誠実さ・期限厳守】

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