【2020年リニューアル】Yahoo!広告のディスプレイ広告(運用型)について

リスティング

Yahoo!広告のディスプレイ広告(運用型)とは今までYahoo!内で複数に分かれていたサービスがYahoo!広告として統合されたのに伴い2020年4月にリニューアルされてできた機能です。

この記事ではYahoo!広告のディスプレイ広告(運用型)について詳しく解説していきます。

目次

Yahoo!広告のディスプレイ広告(運用型)とは?

今まであったYahoo!の4つのサービス、「プレミアム広告」「YDN」「プレミアムDSP」「コンテンツディスカバリー」をYahoo!広告においてはディスプレイ広告(予約型)とディスプレイ広告(運用型)の2つに統一しました。

これはさまざまな目的で出稿される広告をワンストップで提供したいというYahoo!の思いから来るものです。

ディスプレイ広告(予約型)は商品の認知・興味・関心・比較・検討までを目的として出稿する広告ですが、ディスプレイ広告(運用型)はさらに獲得・継続を追加した全ての目的において利用できるのが特徴的と言えるでしょう。

Yahoo!広告のディスプレイ広告(運用型)2020年4月のリニューアルポイント

Yahoo!広告のディスプレイ広告(運用型)におけるリニューアルのポイントは次の3つです。

①広告プロダクトのシンプル化
上記のディスプレイ広告(予約型)とディスプレイ広告(運用型)の2つへの統一を指します。

②広告管理ツールのリニューアル
グラフや表などを用いて直観的に運用しやすい管理画面へとリニューアルされました。

またキャンペーンから広告作成までを画面左のメニューから1画面内で完結させられるようになったのも特徴的と言えるでしょう。

③配信アルゴリズムの刷新
「キャンペーン目的」が新設され「サイト誘導」「コンバージョン」「動画再生」「商品リスト訴求」「アプリ訴求」の5つの出稿目的に応じて出し分けが可能になりました。

オークションランク(広告を掲載するためのオークションで決められた掲載順位)=広告の品質×入札価格で決まりますが、この中の広告の品質の決定要素が目的ごとのクリックベースへと変わったということです。

ディスプレイ広告についてもう少し詳しく知りたいという方は、次の記事も参考にしてみてください。

Yahoo!広告のディスプレイ広告(運用型)における新機能について

Yahoo!広告のディスプレイ広告(運用型)で提供される新機能は次の4つです。

①「キャンペーン目的」が設定可能になったこと
5つのキャンペーン目的のうち「動画再生」は動画再生数、「サイト誘導」はクリック数、「コンバージョン」「商品リスト訴求」「アプリ訴求」はコンバージョン数が最大化されるということです。

②オーディエンスカテゴリ機能が追加されたこと
「興味関心」を持つターゲット顧客や「購買意欲」をもつターゲット顧客などに分類してターゲティングする機能を言います。

2020年9月より、この分類に「属性・ライフイベント」が追加されました。

この「属性・ライフイベント」の分類では家族構成や年収・学歴など特定の属性を指定したり、就職や結婚などのライフイベントを予定しているユーザーをターゲティングしたりできます。

追加された分類は以下の通りです。

家族構成

配偶者の有無

独身

 

既婚

 

子供の有無

子供なし

 

子供あり

未就学児(0歳)

未就学児(13歳)

未就学児(46歳)

小学生

中学生

高校生

大学生またはその他学生

社会人

同居している親がいる

  

同居している孫がいる

  

同居している祖父母がいる

  

個人年収

1000万円以上

  

800万円以上1000万円未満

  

600万円以上800万円未満

  

世帯年収

1500万円以上

  

1000万円以上1500万円未満

  

800万円以上1000万円未満

  

世帯資産

5000万円以上

  

学歴

高校卒

  

大学、専門学校卒

  

大学院卒

  

仕事

職業

公務員

 

会社員(正社員)

 

会社員(契約社員、派遣社員)

 

自営業、自由業

 

パート、アルバイト

 

専業主婦(主夫)

 

経営者、会社役員

 

大学生、大学院生

 

無職

 

ライフイベント

転職

近々転職予定、最近転職した

 

退職

近々退職予定、最近退職した

 

結婚

近々結婚予定、最近結婚した

 

出産

子供が近々生まれる予定、最近子供が生まれた

 

マイホームの購入

マイホームを近々購入予定、最近購入した

 

引越し

近々引っ越し予定、最近引っ越した

 

この変更に伴い2020年8月3日以降、オーディエンスカテゴリごとのレポートを追加した時に、「属性・ライフイベント」に含まれるオーディエンスカテゴリのデータも確認できるようになりました。

オーディエンスカテゴリターゲティングを使用していない広告グループの場合、全オーディエンスカテゴリごとの実績値がレポートに表示されます。

ただし、2020年8月2日以前のデータは、オーディエンスカテゴリータイプ「属性・ライフイベント」に集計されないことに注意しましょう。

詳細な設定方法なども含めて確認したい場合は以下のヘルプページも参考にしてください。

Yahoo!広告オーディエンスカテゴリーターゲティングのページ

③自動入札の機能改善がされたこと
事前のコンバージョン蓄積がなくても自動入札が可能になったことで、自動入札の学習ステータスも確認できるようになりました。

ステータスは管理画面で見ることができ「学習中」「学習完了」のように表示されます。

④ビューアブルベースのフリークエンシーキャップ機能(1人のターゲット顧客に対して広告を表示する回数の上限)が追加されたこと
ターゲット顧客の視認範囲に広告が表示された場合に回数がカウントされるため、より正確な上限設定が可能になりました。

Yahoo!広告のディスプレイ広告(運用型)をより効果的に活用するには?

Yahoo!広告のディスプレイ広告(運用型)をより効果的に活用するためのポイントは3つです。

1つめはキャンペーン目的を意識した広告運用を行うことです。

Yahoo!広告のディスプレイ広告(運用型)には新機能で「キャンペーン目的」が設定できるようになったため、これを活かした運用が望ましいと言えるでしょう。

キャンペーン目的が5つもあって選びにくいという方は、次の表を参考にしてみてください。

引用元:Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型)概要編1-3

自分の広告主としての出稿目的を考え、あとはYesとNoの2択で選ぶだけなので、比較的簡単にどのキャンペーン目的を選択するのがよいかわかりやすいでしょう。

2つめは選択したキャンペーン目的にふさわしい入札戦略を設定して運用することです。

それぞれのキャンペーン目的に合わせた入札戦略の選び方は次の通りです。

引用元:Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型)概要編1-3

これも選択肢がはっきりしているためすぐに選べるのではないでしょうか。

3つめは1日の予算を意識して運用することです。

具体的には配信実績やプロモーション予算に応じて1日に使用する予算を設定し、成果が良ければ引き上げるなどして調整を行いながら運用していくのが望ましいでしょう。

YDNから移行する際の注意点

YDNから運用型形式のキャンペーンに変換する際に注意点があります。
今回の移行でインタレストカテゴリーは廃止されるため、現在のキャンペーンで設定している場合は注意が必要です。

ディスプレイ広告(運用型)ではオーディエンスカテゴリーというターゲティングがインタレストカテゴリーに代わって追加されます。

変換前にインタレストカテゴリーが設定されている場合は、
①当該カテゴリーに類似するオーディエンスカテゴリーが 自動で設定され、インタレストカテゴリーは削除されます。こちらは自動的に行われるため手動での対応は不要ですが、インタレストカテゴリーと完全に一致するわけではなく、仮に名称が同じでも配信ロジックは異なります。
②類似するカテゴリーがない場合には、オーディエンスカテゴリーは「設定なし」となりますので、変換前よりもターゲティングが大きく広がる可能性があります。

よって、変換後は注意して推移を確認する必要があります。
こちらの実施日は2020年7月1日(水)を予定しております。詳細は下記をご確認ください。
参考:【ディスプレイ広告】ディスプレイ広告(YDN)のキャンペーン変換時のオーディエンスカテゴリー自動設定について

2021年10月には提携パートナーサイトの配信面が追加

2021年7月には、Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型)において提携パートナーサイトの配信面追加を予定していることが発表されました。2021年10月下旬に実施されるようです。

追加される提携パートナーサイトでは、広告表示等でいくつか変更が実施され広告入稿時等に注意が必要です。実施される変更点は以下です。

①動的ディスプレイ広告における変更

商品画像が300×300ピクセル(推奨サイズ)以外で入稿すると、上下左右対称のいずれかで、最大20%トリミングされてしまうかもしれません。トリミングされないようにするためには、推奨サイズ300×300ピクセルの画像を用意することをおすすめします。

推奨サイズ以外の画像で必ず最大20%トリミングされるということではなく、1%、5%などの微調整で切り取られる場合もあるようです。

②レスポンシブ広告(画像)における変更

広告のタイトルが12文字を超える場合は、13文字目以降は「…」のように省略して表示されてしまいます。
タイトルを省略されないように全文を表示するには、必ず12文字でおさまるようにタイトルを作成するようにしましょう。

参考:【ディスプレイ広告(運用型)】 提携パートナーサイトの配信面追加と広告入稿時の注意事項について

まとめ

Yahoo!広告のディスプレイ広告(運用型)はたくさんのサービスに分かれて使いにくかった広告機能を統合し、1つの画面で広告管理を完結させられるなどより広告主の使い勝手を良くするようさまざまな工夫が施されているのがわかりました。

Yahoo!広告のディスプレイ広告(運用型)の新機能を駆使した新しい広告で、ターゲット顧客への訴求をより高めてみてはいかがでしょうか。

少しでもお役に立てましたらシェア頂けますと幸いです。
著者情報:三倉(mikura)
リスティングやSNSの広告運用12年/フリーランス4年目の認定ランサー。国立大学卒業後、新卒でベンチャー企業に就職し広告運用からマネジメントまで行い独立。「顧客の利益創出」をモットーとした広告設計・運用を行っています。ポリシーは【即レス・誠実さ・期限厳守】

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