【Yahoo!検索】自動入札の広告グループごとの目標設定が可能になった!【最新リリース情報】
リスティング広告を運用する際、入札単価を日々細かく調整して目標に合わせていくのはとても重要な作業ですが、そこに多くの時間を取られてしまうということはないでしょうか。
その問題を解決してくれるのが「自動入札」です。
今回、「自動入札」についてYahoo!検索広告で新たな機能の更新がありました。
以前はキャンペーン単位でしか設定ができなかった自動入札の「目標値」ですが、今回のリリースで、広告グループ単位での設定が可能となりました。
Google広告では既に設定は可能でしたが、Yahoo!検索広告では新しい機能です。
この記事ではその新機能について解説していきます。
■自動入札の広告グループごとの目標設定が可能に!
キャンペーンの入札方法が「コンバージョン単価の目標値」or「広告費用対効果の目標値」の場合、自動入札の各広告グループに対して、個別に目標値の設定が可能になりました。
広告グループに対して設定ができるので、キャンペーン内でも異なる目標値で設定することができます。
【例】パッケージツアー会社のキャンペーン
利用時の設定条件
新機能を利用するに当たって、広告グループでは以下の目標値の設定が可能です。
キャンペーンにおける設定 | 広告グループで 設定可能な目標値 | |
自動入札タイプ | 自動入札 | |
コンバージョン単価の目標値 | 標準入札設定 | コンバージョン単価 の目標値 |
ポートフォリオ 入札設定 | ||
広告費用対効果の目標値 | 標準入札設定 | 広告費用対効果の 目標値 |
ポートフォリオ 入札設定 | 設定できません |
注意点が2つあります。
- 広告グループには、キャンペーンの入札方法と同じ種類の目標値しか設定できない
- 広告費用対効果の目標値を利用する場合、広告グループで目標値の設定が可能なのは 標準入札設定の場合のみ
メリット
新機能には以下のメリットがあります。
- 目標値ごとにキャンペーンを分ける必要無し
- 効率的な予算配分が可能
- 運用工数の軽減
メリット1 目標値ごとにキャンペーンを分ける必要無し
キャンペーン内で目標値が違う広告グループを作成することができるので、分ける必要がなく、アカウント構造をシンプルにすることができます。
メリット2 効率的な予算配分が可能
自動で同一キャンペーン内の予算配分をし、効率的に最適な入札単価に調整してくれます。
メリット3 運用工数の軽減
日々の細かな入札単価の調整作業を軽減することができ、広告主はマーケティング活動や、新規顧客の開拓などに専念することができます。
■設定方法
広告グループ新規作成画面からは設定ができません。
広告グループ設定情報か、広告グループ一覧から設定が可能です。
今回は、広告グループ設定情報の画面から設定する方法をご紹介します。
①設定したい広告グループを選択し、[広告グループ設定情報]をクリックします。
②広告グループ設定情報の画面下部の[設定内容を編集]をクリックすると下記の画面になります。
③[コンバージョン単価の目標値]or[広告費用対効果の目標値]に値を入力し、画面下部の[編集内容を保存]で完了です。
■まとめ
今回はYahoo!検索広告の自動入札の新機能について解説しました。自動入札は忙しい広告主にとって大変便利な機能ですよね。
今回の新しい機能で以前よりも細かな設定が可能になり、効率的で効果がある広告運用が可能になりました。
ぜひ、便利な新機能を活用して広告運用を効率よく行なっていきましょう!