リスティング広告で効果的なキーワードの選び方とは?
リスティング広告の成果はキーワードが重要だとわかっているけれど、どのような選び方をすればよいのかわからずお困りの方はいらっしゃいませんか?
この記事ではリスティング広告のキーワード設定に必要なマッチタイプの知識から選び方の手順まで詳しく解説します。
■キーワードのマッチタイプとは?
キーワードのマッチタイプとは、設定したキーワードに対して検索語句(検索クエリ)がどの程度一致しているかによって広告の掲載範囲を決めるものです。
マッチタイプは4種類あります。
①完全一致
キーワードと検索語句が完全に一致した時に広告が掲載されるマッチタイプです。
②フレーズ一致
設定したキーワードと同じ語順の検索語句に対して広告を掲載するマッチタイプを言います。
③部分一致
設定したキーワードが検索語句に含まれていれば、広告が表示されるマッチタイプです。
関連のあるキーワード、同義語、表記のゆれがあっても表示されるのでかなり柔軟な設定と言えます。
全てのキーワードにはデフォルトで部分一致のマッチタイプが割り当てられるのを覚えておきましょう。
④絞り込み部分一致
設定したキーワードの語順を問わず、検索語句に含まれていれば広告が表示されるマッチタイプです。
マッチタイプについての詳細を知りたい方は、次の記事もごらんください。
マッチタイプとは?基礎からわかるタイプ別の特徴から4つの活用法【2020年最新版】
4つのマッチタイプについて、基礎から活用法まで。非効率なマッチタイプによる、機会損失や無駄にコストが掛かってしまうことを防ぎましょう。各マッチタイプの特性や活用場面、選び方まで分かりやすく解説します。
■リスティング広告のキーワードを選ぶ手順
次にリスティング広告のキーワードを選ぶ手順を見てみましょう。
最初にできるだけたくさんのキーワードを出してみて、それから絞っていく選び方をイメージすると抜けがないのではないでしょうか。
①思いつく限りのキーワードを出してみる
ひとまず制限をかけずに質より量でキーワードをたくさん出してみましょう。
数多く出すことで分類もしやすくなります。
②指名キーワードを見つける
指名キーワードは自分のWebサイトの名称、商品名、サービス名、ブランド名などで、購買意欲が高いターゲット顧客が検索するためコンバージョンも見込めるキーワードです。
しかし自然検索で1位に表示されているならリスティング広告を出稿しないという戦略もありますが、フェーズや予算、競合状況にもよりますので慎重に検討しましょう。
③購買意欲の高いキーワードをまとめる
購買意欲の高いキーワードとは「〇〇 購入」「〇〇 予約」「〇〇 価格」などを指し、ターゲット顧客が購入を検討している時に検索するキーワードです。
リスティング広告を出稿する時の予算はかかりますが、コンバージョン率は高くなります。
④情報収集段階のキーワードを探す
情報収集段階のキーワードとは「〇〇 おすすめ」「〇〇 方法」などでターゲット顧客が購入を視野に入れた情報収集を行っている時のキーワードを指します。
このキーワードの選び方次第でより多くの新規ターゲット顧客にリーチすることができるでしょう。
⑤ビッグワードを把握する
ここまでのキーワードをまとめると、商品やサービスが含まれるジャンルやカテゴリを表すキーワード=ビッグワードが見えてくるのではないでしょうか。
ビッグワードでリスティング広告を出稿するには高い予算が必要となりますが、他のキーワードとの掛け合わせを考えてみるとよいでしょう。
⑥不要なキーワードを振るい落とす
今まではキーワードの選び方を考える段階でしたが、次はコンバージョンにつながりそうにないキーワードを振るい落とす作業を行います。
検索数が少ない、関連性が薄い、問い合わせにつながらなさそうなどリスティング広告の効果が薄そうと予想がつくキーワードから省くのがコツです。
ただ、実際に出稿してみてはじめてユーザーニーズに気づくこともあるので、ある程度予算を確保して検証してみることをおすすめします。
■リスティング広告のキーワード選びに便利なツール
リスティング広告のキーワードの選び方としてマッチタイプを意識すること、手順はキーワードをたくさん出してから絞り込むことだと理解いただいたところで、便利なツールも3つご紹介します。
①キーワードプランナー
キーワードプランナーはGoogleの公式ツールで、Googleのアカウントを取得すれば無料で使用できます。
キーワードごとの検索ボリューム、キーワードごとの推奨入札単価なども調べることができるので、リスティング広告の下調べにはぴったりなツールと言えるでしょう。
②Googlegoodkeyword
GooglegoodkeywordはGoogleやBingの関連語も調査でき、誰でも無料で使用できるツールです。
検索ボリュームは調べることができないので、キーワードプランナーの補助的なツールとして活用するのがよいでしょう。
③連想類語辞典
その言葉の類語、同義語、連想語を調べることができる無料ツールです。発想を広げることにも役立ちますので、広告文の作成でも使えます。
■まとめ
リスティング広告のキーワードの選び方は4つのマッチタイプを意識すること、キーワードツールを用いて幅広くキーワードを選び出してみてから必要に応じて絞り込んでいくことが大切だとわかりました。
限られた予算の中でリスティング広告の効果を最大限発揮するためにも、キーワードの選び方は慎重に行い、運用の中で少しずつ改善していってください。