ユーザーに合わせた配信が可能なダイナミック広告とは？メリットやポイントを解説
Web広告の中ではダイナミック広告が最近注目されていて、少しずつ配信規模が増加しているため導入してみたいけれど、自社に合った配信方法やメリットがいまいちイメージできないとお悩みの人はいませんか？
この記事ではダイナミック広告のメリットから配信すると効果の出やすい業種まで詳しく解説します。
- 目次
- ■ダイナミック広告とは？
- ■ダイナミック広告の仕組み
- ■ダイナミック広告を配信するメリット
- ■ダイナミック広告を出稿するために必要な準備とは？
- ■ダイナミック広告で効果の出やすい業種
- ■ダイナミック広告で成果を出すためのポイント
- ■まとめ
■ ダイナミック広告とは？
ダイナミック広告とは動的広告とも呼ばれ、ユーザーのWebサイトの閲覧状況や行動履歴を参考に、1人1人に異なる広告を自動的に生成し配信できる広告手法です。
ダイナミック広告に対して全てのユーザーに対し同じ広告を配信する手法を、スタティック広告または静的広告と呼びます。
リターゲティング広告と混同されがちですが、リターゲティング広告では過去にWebサイトやLPに訪問したユーザーへ配信されるのに対し、ダイナミック広告ではCookie情報を利用することで新規ユーザーへも配信するという違いがあります。
ダイナミック広告が配信できる主なプラットフォームは次の通りです。
- Google広告
- Yahoo!広告
- Facebook広告
- LINE広告
- Twitter広告
- Creteo
選択肢が複数あるため、自社に合ったプラットフォームで配信するのが良いでしょう。
■ ダイナミック広告の仕組み
ダイナミック広告ではどのような仕組みを用いて1人1人のユーザーに異なる広告を自動生成し、配信しているのでしょうか。
例えばユーザーがあるECサイトを訪問した際、どの商品を閲覧したのかがわかる商品IDを広告プラットフォームに送信します。
すると広告プラットフォームは事前に登録されているデータフィードと呼ばれる商品データ群の中から類似商品を見つけ出し、その広告を配信するという仕組みです。
■ダイナミック広告を配信するメリット
ダイナミック広告を配信するメリットを3つご紹介します。
①ユーザーそれぞれに合った広告を自動配信できる
ダイナミック広告ではユーザーが関心を示した情報や解決したい課題に応じて広告を配信できることと、広告を自動で生成できることで広告配信にかかる手間を大幅に削減できるのがメリットと言えるでしょう。
②クリック率やコンバージョン率を高めやすい
ダイナミック広告ではユーザーの興味に合わせて広告を配信するため、従来のスタティック広告と比較するとクリック率やコンバージョン率を高めやすい傾向にあります。
またダイナミック広告では複数の商品やサービスを同時に紹介できることも、クリック率やコンバージョン率の高さに貢献していると言えるでしょう。
③費用対効果が高い
ダイナミック広告ではクリック率やコンバージョン率が上げやすいこと、リターゲティング広告ではできない新規顧客開拓も行えることで費用対効果が高くなるのも企業にとって大きなメリットです。
■ダイナミック広告を出稿するために必要な準備とは？
ダイナミック広告を出稿するために必要な準備を2つご紹介します。
①データフィード
ダイナミック広告の仕組みでも触れましたが、ダイナミック広告ではデータフィードから類似商品を見つけ出して広告を配信するためまずデータフィードを準備する必要があります。
必要なデータフィードの内容は配信プラットフォームによって異なるため確認が必要ですが、画像、遷移先のURL、タイトルや広告文、金額などは準備しておきましょう。
②タグ
ダイナミック広告ではタグを介してユーザーの次のような行動を配信プラットフォームに送付します。
- ユーザーが閲覧したページ・商品
- ユーザーが閲覧した商品の情報（IDや価格など）
- クリック率やコンバージョン率の高い商品はどれか
どのようなタグをどのページに実装するかは配信プラットフォームにより異なるため確認が必要です。
■ダイナミック広告で効果の出やすい業種
ダイナミック広告で効果の出やすい業種を3つご紹介します。
①ECサイト
ECサイトでは掲載する商品の数が多く、価格がセールなどで変動することからダイナミック広告により精度の高いターゲティングができるでしょう。
扱う商品によって配信プラットフォームを使い分けるとより効果的です。
②不動産
不動産やリフォームなどは30才以上で購入者が多くなるため、Facebookのダイナミック広告と相性が良いと言えるでしょう。
物件の内観や外観を画像を使用して価格とともに訴求できるため、説得力が高まります。
③求人
求人の場合求職者であるユーザーが能動的に検索を行うため、ダイナミック広告での成果が挙がりやすいと言えます。
他の種類の広告よりコンバージョン率が高い傾向にあるため、積極的に活用するのがよいでしょう。
■ダイナミック広告で成果を出すためのポイント
ダイナミック広告で成果を出すためのポイントを3つご紹介します。
①適切なタグを設置する
ダイナミック広告はタグを介して得た情報を基に広告配信を行うため、ページに合ったタグを設置しなければユーザーに適切な配信ができません。
またタグを設置した後、必ず動作確認を行いチェックするのも大切です。
②データフィードは定期更新する
ダイナミック広告ではデータフィードから適切な商品を選んでユーザーに広告配信するため、商品の種類や価格を定期的に確認し、最新情報へと更新しておくことが重要です。
③目的に合ったプラットフォームを選択する
どのような顧客層へとアピールしたいのかによってプラットフォームは使い分けるようにしましょう。
■まとめ
ダイナミック広告のメリットはユーザーそれぞれのニーズに合った広告を配信できるため、クリック率やコンバージョン率を上げやすく費用対効果の高い広告配信ができることだとわかりました。
ぜひダイナミック広告を積極的に活用し、商品やサービスをアピールしてみてください。
