デバイス別データを活用して成果UP!【リスティング広告】
広告運用の成果がなかなか上がらないといった場合に、様々な対策がありますが、今回はデバイス別の運用データについて注目します。
リスティング広告は、パソコン・スマートフォン・タブレットと3種のデバイスで配信することが可能です。
Google広告とYahoo!広告でのデバイス別運用データの確認方法と設定方法・単価調整の仕方について解説します。
- 目次
- ■デバイス別データの重要性
- ■デバイス別データの確認方法
- Google広告での確認方法
- Yahoo!広告での確認方法
- ■デバイス別に配信設定・単価調整
- 単価調整とは
- Google広告での確認方法
- Yahoo!広告での確認方法
- ■デバイス別データを活用する
- ■まとめ
■デバイス別データの重要性
ユーザーは様々なデバイスを使用して検索をしたり、サイトを閲覧したりしています。
どのデバイスでのアクセスが多いのか、少ないのか、デバイス別のデータを確認し配信設定や単価調整を行うことで、クリック数やコンバージョン率の向上に繋がります。
リスティング広告に限らず、サイトを運営する側にとっても重要なデータです。
サイト運営者なら、スマートフォンからのアクセスが多い場合、コンテンツの配置をスマートフォンで見やすい配置にしたりとかそういった対策が可能です。
また、デバイスによっては使用するシチュエーションも異なってきます。
例えば、パソコンは自宅やオフィスなどで使うことが多いですよね。
一方スマートフォン・タブレットは移動中など、何かをしながら使用することが多いと思います。
そうなると、サイト内でのユーザーの行動も変化してきます。
そいうった点では、デバイス別データからはユーザーの動向を分析・予想できたりと、重要なデータなのです。
■デバイス別データの確認方法
では実際に、Google広告とYahoo!広告でのデバイス別データを見てみましょう。
Google広告での確認方法
①管理画面トップから[キャンペーン]→[分割]をクリック
②[デバイス]を選択
③デバイス別にデータが出てきます。
ここで使う便利な機能が「分割」です。
分割機能とは、広告グループなどのデータを種類に分けて細分化して表示させることができる機能です。
分割機能で表示できるデータの種類一覧
- 時間
- クリック タイプ
- コンバージョン
- デバイス
- ネットワーク(検索パートナーを含む)
- 上部 vs その他
これらの分割機能については下記の記事で紹介しています。
分割機能でリスティング広告のデータ分析をしよう【Google広告】
Google広告の「分割機能」を使うことでより細かく掲載結果のデータを分析することができます。分割機能を使うことで、広告運用の新たな改善点を発見できるかもしれません。簡単な操作なので初心者の方にも活用しやすいツールです。今回はその「分割機能」について、種類や使用方法まで解説していきます!
Yahoo!広告での確認方法
①管理画面トップ[表示切替]→[デバイス]をクリック
②PC・フルブラウザ搭載の携帯端末・フルブラウザ搭載のタブレット端末 のデータが出てきます。
■デバイス別の配信設定・単価調整
特定のデバイスにだけ配信・停止をしたり、単価調整をしてクリックを獲得しやすく微調整をして的確なターゲティングをしていきます。
単価調整とは
単価調整とは、グループやキーワードに設定されている入札単価に対して、調整比率を設定することです。
Google広告とYahoo!広告では、入札単価調整比を「引き下げ率100%」にすることで、配信を停止することができます!
例 (引き上げは+、引き下げはー)
デバイス | 入札単価 | 入札単価調整比 | 調整後の入札単価 |
PC | 100円 | +50% | 150円 |
スマートフォン | 100円 | -50% | 50円 |
タブレット | 100円 | -100% | 0円(配信停止) |
上記の場合は、PCとスマートフォンにだけ広告を配信している状態になります。
Google広告での設定方法
①管理画面トップ[デバイス]→各デバイスの[入札単価調整比]の鉛筆ボタンをクリック
②入札単価調整比を入力して[保存]をクリック
Yahoo!広告での設定方法
①管理画面トップの[ターゲティング]→[デバイス]をクリック
②入札単価調整率をクリックして入札単価調整率を入力して[変更]をクリック
■デバイス別データを活用する
デバイス別のデータが確認できたら、その数値を各デバイスと比較して、注力するデバイスを見極めます。
たとえば、企業向けのサービスを提供している会社などの広告はパソコンからの流入が多いと思います。その場合はパソコンへの入札単価を引き上げるなどの、単価調整をしてデータを応用しましょう。
デバイス別のデータを把握することで、効率的に広告を運用することができます。
■まとめ
デバイス別データを知ることで、現状や今後の広告運用の改善点を得ることができます。
確認も単価調整もすぐにできるので、コントロールがしやすくて良いですね。
自社の商品やサービスはどのデバイスでの配信が効果があるのかを分析して、成果のあるアカウントを目指しましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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