リスティング広告の審査を通過するための6つのポイント【Google】【Yahoo!】

リスティング

日付を決めてリスティング広告を出稿するように段取りをしていたのに、審査に落ちたため最初からやり直しになってしまったという経験をお持ちの方はいらっしゃいませんか?

この記事ではリスティング広告の審査とは何かからスムーズに通過するためのコツまで詳しくお伝えします。

リスティング広告の審査とは?

リスティング広告が全てのネットユーザーにとって安全で適切であるかどうかを広告媒体がルールに応じてチェックすることをリスティング広告の審査と言います。

Google広告とYahoo!広告の審査内容の違いを表にしてみました。

 Google広告Yahoo!広告
審査対象見出し、広告文、キーワード、リンク先、使用している画像や動画など広告内の全てのコンテンツ入稿されたすべての広告、キーワード、画像、動画、およびウェブサイト
審査にかかる日数1営業日以内3営業日前後
審査のタイミング広告と広告表示オプションを新規作成または編集した時新規入稿、変更時(ガイドライン見直し時は掲載中広告も審査する)

※Yahoo!広告の方が審査にかかる期間が長いのは、「システム」「目視」両方で審査するためです。

審査状況の確認方法について

Google広告、Yahoo!広告とも管理画面より審査状況を確認できるので、それぞれの方法をご紹介します。

Google広告の確認方法

①Google広告の管理画面左側メニューの「広告と広告表示オプション」画面右側の「表示項目」をクリック

②「属性」の中から「ポリシーの詳細」のチェックボックスにチェックを入れて「適用」をクリック

③「ポリシーの詳細」列にステータスが表示されるので内容確認

ステータスの種類は次のとおりです。

①審査前のステータス
・有効
・審査中

②審査後のステータス
・承認済み
・承認済み(制限つき)
・承認済み(地域制限つき)
・配信中

詳細なステータスの意味を確認したい場合は、Google広告のヘルプに目を通してみてください。

Google広告ヘルプ「広告や広告表示オプションの承認状況を確認する」

Yahoo!広告の確認方法

①Yahoo!広告の管理画面から画面左上の「検索広告」「キャンペーン管理」のタブをクリックしプルダウンで「審査状況」を選択



②画面中ほどの「表示内容選択」から「キーワード」「広告」「広告表示オプション」のいずれかを選択

③画面右側の「送信日を選択」で審査状況を確認したい期間を選択して審査状況を表示

④審査状況の詳細を確認したい場合は詳細表示の「表示」をクリック

ステータスの種類は次のとおりです。
・審査中
・編集内容審査中
・掲載不可
・掲載中止

詳細なステータスの意味を確認したい場合は、Yahoo!広告のヘルプに目を通してみてください。

Yahoo!広告ヘルプ「審査状況のステータスについて」

リスティング広告の審査を通過するための6つのポイント

リスティング広告の審査を通過するためのポイントを6つご紹介します。

①【ポイント1】入稿規定に違反しないこと
GoogleでもYahoo!でも、テキストや画像、動画を入稿するときのルールを設けており、これを入稿規定と呼びます。

入稿規定に違反している広告は審査に通過できないので注意しましょう。

GoogleとYahoo!それぞれの入稿規定をご紹介します。

Google広告ポリシーヘルプ「編集基準と表現」

Yahoo!広告ヘルプ「入稿規定」

文字数に関する入稿規定についてもう少し詳しく知りたい方は、次の記事もごらんください。

②【ポイント2】最上級の表現を使用しないこと
「最大」「最小」「ナンバーワン」「世界一」などの表現を含めると審査に通過することは難しくなります。
場合によって第三者による数値的な根拠があれば出稿可能な場合もありますが、簡単に示せるものではないので、きっちり証明出来ない場合は控えた方が無難です。

③【ポイント3】LPのエラーがないこと
Webサイトはまだ準備していない状態で、先にリスティング広告を作ってしまうと「機能していないリンク先を設定した」と見なされ審査に落ちてしまうのです。
このようなことがないよう、リンク先が機能しているかどうかは事前に確認するようにしましょう。

④【ポイント4】薬機法に抵触した表現がないこと
薬機法では医薬品・医薬部外品・化粧品・医療機器の広告規制を第66条~68条で定めており、虚偽または誇大な広告をしてはならないことになっています。
違反した場合2年以下の懲役か200万円以下の罰金が課されますので、これらの商品を広告の対象とする場合は、専門家に相談をしておくのが望ましいでしょう。

⑤【ポイント5】キーワードとLPの内容にずれがないこと
検索キーワードとLPの内容に差異がありすぎると審査を通過できません。
例えば広告文で表示した価格とLPの価格に違いがあると審査には落ちてしまうので、審査を行う前にチェックを行うようにしましょう。

⑥【ポイント6】サイトの主体者を表記すること
サイトの主体者を表記するとは、広告主の名前、住所、電話番号、メールアドレスの4つを記載するということです。
画像では審査は通過できないので注意しましょう。

まとめ

リスティング広告は審査を通過しないと表示されず、スムーズに通過するためには入稿規定に即した表現とし、ターゲット顧客にデメリットを与えるような内容がないか配慮する必要があることがわかりました。

もしリスティング広告の出稿を考えているなら、審査の主旨をよく理解しルールを守った広告出稿に心がけましょう。
また、ポイントの中でも紹介しましたが商材によっても適用されるガイドラインが異なることもありますので、迷った場合は代理店に相談してみるのも良いと思います。

少しでもお役に立てましたらシェア頂けますと幸いです。
著者情報:三倉 光生
リスティングやSNSの広告運用12年/フリーランス4年目の認定ランサー。国立大学卒業後、新卒でベンチャー企業に就職し広告運用からマネジメントまで行い独立。「顧客の利益創出」をモットーとした広告設計・運用を行っています。ポリシーは【即レス・誠実さ・期限厳守】

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