ビジネスフレームワークの5W1Hとは?Webマーケティングでの活用術

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ターゲット顧客に商品説明をするためにメールを一生懸命作ったのに、正確な意図が伝わらず悲しい思いを経験したことはありませんか?

この記事では文章作成からWebマーケティングまで便利に活用できるビジネスフレームワーク、5W1Hについてご紹介します。

5W1Hとは?

5W1HとはWho(だれが)When(いつ)、Where(どこで)、What(なにを)、Why(なぜ)、How(どのように)の頭文字を取った略称です。

1895年にイギリスの児童文学者で詩人のラドヤード・キップリングが発表した「ジャングルブック」の中の「象の子供」という詩の一節に5W1Hが含まれていたのが始まりと言われています。

ビジネスの場では5W1Hの問いかけを目的によって適切な問いに置き換えることと、順番を入れ替えることでコミュニケーション、プレゼンテーション、Webマーケティングなどさまざまに活用できるのです。

問いを置き換えるとは、例えばWho(だれが)ならそのビジネスにかかわる人は誰かという問いかけとなり、ターゲット顧客、担当者、ビジネスパートナー、競合などが誰かを問いかけることを指します。

また順番を入れ替えるとは5W1Hの順番を分析しやすい順番や相手に納得してもらいやすい順番に入れ替えることです。

5W1Hを使用することで情報をわかりやすく整理・分析できることを覚えておきましょう。

5W1HをWebマーケティングに活用する方法

5W1HをWebマーケティングに活用する方法を3つご紹介します。

コンテンツマーケティングに活用する

5W1Hはコンテンツマーケティングに活用できます。

例えば40代女性向けに自社ECサイトで洋服を販売していると仮定して、売上をもっと伸ばすため40代女性に似合う洋服やコーディネートを具体的に盛り込んだコンテンツを作るとしましょう。

この場合は5W1Hを「Who」「What」「When」「Where」「Why」「How」の順番で考えるとどのようなコンテンツを作成すればよいのかが整理された形で見えてきます。

①「Who」
ターゲット顧客のペルソナはという問いです。

今まで似合ってきた服が似合わなくなってきたので新しい洋服を購入したいとは思っているものの、どのような軸で自分に似合う服を揃えればよいかわからなくなってしまった40代の女性たちといったイメージでしょう。

②「What」
ターゲット顧客の課題は何かという問いです。

自分に似合う洋服を見つけられないということだと言えます。

③「When」
コンテンツはいつ発信し、更新頻度はどうするかという問いです。

毎日更新するのが望ましいでしょう。

④「Where」
どこのチャネルから発信するかという問いです。

WordPressで作った自社サイトのブログ機能を用いて発信します。

⑤「Why」
なぜ、コンテンツを配信するのかという問いです。

ターゲットとなる女性に洋服を選ぶ軸を持ってもらうためと言えます。

⑥「How」
どのように効果を計測するかという問いです。

ブログの文末にECサイトへのリンクを貼り、そこからコンバージョンにつながった数を計測します。

この5W1Hから、40代女性が自分に似合う服を見つけられるように手助けをするコンテンツを作ればよいのだと導き出せるでしょう。

USPを作るのに活用する

自社のUSPを作るのにも5W1Hは活用できます。

この場合は5W1HをWhat」「Who」「Whom」「Where」「When」「How」の順番で考えるとUSPがはっきりします。

例えば前述の40代女性向けの洋服販売をECサイトで行う会社で考えてみましょう。

①「What」
何を売るのかという問いです。
洋服を販売します。

②「Who」
誰が売るのかという問いです。
同年代の女性スタッフが販売します。

③「Whom」
誰に売るのかという問いです。
40代で自分に似合う洋服がわからなくなった女性に販売します。

④「Where」
どこで売るのかという問いです。
ECサイトで販売します。

⑤「When」
いつ売るのかという問いです。
24時間販売します。

⑥「How」
どのように売るかという問いです。
コンテンツマーケティングで40代女性をモデルとした洋服やコーディネートの提案を行い、SNSマーケティングでコンテンツの更新情報や最新情報を提供して集客します。

この中で競合他社にはない独自性があり、ターゲット顧客の問題解決につながるのはHow(どのように)の部分と言えるのではないでしょうか。

そのためコンテンツを充実させ、その中で積極的に40代女性が美しく見える洋服やコーディネートを提案することがUSPになるというわけです。

Webマーケティングを行う際、キャッチコピーにUSPを落とし込む方法についても知りたい方は、次の記事もごらんください。

まとめ

5W1Hは目的によって問いかけの内容や順番を入れかえることで、Webマーケティングについてのさまざまな場面で内容を整理したり、分析したりできる便利な手法だとわかりました。

ぜひ積極的に活用して、頭の中を整理しながら良いアイデアを生み出しましょう。

少しでもお役に立てましたらシェア頂けますと幸いです。
著者情報:三倉 光生
リスティングやSNSの広告運用12年/フリーランス4年目の認定ランサー。国立大学卒業後、新卒でベンチャー企業に就職し広告運用からマネジメントまで行い独立。「顧客の利益創出」をモットーとした広告設計・運用を行っています。ポリシーは【即レス・誠実さ・期限厳守】

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