ピークテクニックとは?Webマーケティングに使える心理学

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なかなかこちらの話に耳を傾けてくれないターゲット顧客に対してどうにかアピールできる方法はないかと悩む時はありませんか?

そのような時に役立つのがピークテクニックです。

この記事ではピークテクニックとは何かからWebマーケティングでの効果的な活用法まで説明します。

ピークテクニックとは?

ピークテクニックとは意外性があり興味を惹くような頼みごとをすると、人間はその依頼を受け入れる確率が上がるという心理的効果を言います。

1994年にカリフォルニア大学の心理学者マイケル・サントスが発表した論文によって提唱されました。

マイケル・サントスは次の3つの依頼方法で通行人に小銭を恵んでもらうという実験を行ったのです。

①小銭をいただけませんか?
②25セント(キリの良い数字)をいただけませんか?
③37セント(キリの悪い数字)をいただけませんか?

実際に小銭をもらえたのは①では44%、②では64%、③では75%という結果でした。

3つの依頼方法を分析してみると、①は抽象的な依頼、②は具体的な依頼、③は具体的で意表をつく依頼だと言えるでしょう。

この実験結果からピークテクニックは頼み事をする時に効果的だとわかったのです。

ピークテクニックが働く原因は、意表をつかれた物事に意識が向き依頼事項に対する反論が抑えられるためだと言われています。

ピークテクニックをWebマーケティングで活用する方法

ピークテクニックをWebマーケティングで活用する方法を3つご紹介します。

オンライン会議の自己紹介で用いる

オンライン会議で初対面の方とお会いすると、どうも実際に対面するより印象に残らず話もよく覚えていないと感じることはありませんか?

これは相手にとっても同じことなので、ピークテクニックを用いて自己紹介し印象を強めてみるのがおすすめです。

例えばピークテクニックを意識して、自己紹介にこのように前置きします。

「2分47秒で自己紹介させてください」

3分や2分で自己紹介しますと伝えるより、各段に話の内容に興味が出てくるのではないでしょうか。

もちろん実際に面対しての自己紹介でも効果は同じなので、相手の印象に残りたい時に活用してみましょう。

中途半端な数字を用いてキャッチコピーを作る

ピークテクニックはキャッチコピーを作成する時にも使用すると効果的です。

根拠はあるけれど中途半端な数字を用いてキャッチコピーを作るのです。

次の2つのキャッチコピーを見た時、どちらに興味を惹かれるでしょうか?

①7日間試すことで、この商品の良さがわかるでしょう。
②17日間試すことで、この商品の良さがわかるでしょう。

②の方に興味を惹かれたという方が多いはずです。

キャッチコピーの後の説明文で17日間の理由を説明し、ターゲット顧客が納得のいく内容を伝える必要はありますが、このような中途半端な数字を用いることで興味を持ってもらうことができます。

ターゲット顧客の思う筋書きから外れてみる

新しいプロジェクトを立ち上げる時、競合他社との差別化を図るのに苦心する方は多いでしょう。

このような時にピークテクニックを用いると新しいアイデアを思いつきやすくなります。

例えばビジネスホテルに宿泊する時はフロントで受付をし、ホテル内の説明を担当の方にしてもらってから会計、鍵をもらって部屋へとたどり着くといった流れが誰の頭の中にもできあがっているはずです。

この流れの一部を変えることで新たなビジネスホテルのアイデアが生まれます。

例えばフロントで受付をするのが全員Vtuberのような3Dアバターで、AIと会話ができるとしたらどうでしょうか。

照明なども会話に連動して少し大げさに点灯や消灯を繰り返し、部屋に行くまでにはちょっとしたいたずらも仕掛けられているなどアミューズメント性の高い楽しいビジネスホテルの企画が思い浮かんできます。

ターゲット顧客の思う筋書きから「一部」外れることで、楽しみながらアイデア出しをしてみましょう。

他にもWebマーケティングに使える心理学について幅広く知りたい方は、次の記事もごらんください。

まとめ

ピークテクニックは具体的で意表をつくことをターゲット顧客に投げかけることで、ターゲット顧客の興味を惹くことができるので、ビジネスアイデアの創出からキャッチコピー作成までさまざまな場面で活用できることがわかりました。

中途半端な数値を用いること、筋書きから少しずらすことなど使い方のコツをつかめば簡単なので、ぜひWEBマーケティングで積極的に活用してみてください。

少しでもお役に立てましたらシェア頂けますと幸いです。
著者情報:三倉 光生
リスティングやSNSの広告運用12年/フリーランス4年目の認定ランサー。国立大学卒業後、新卒でベンチャー企業に就職し広告運用からマネジメントまで行い独立。「顧客の利益創出」をモットーとした広告設計・運用を行っています。ポリシーは【即レス・誠実さ・期限厳守】

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