マイクロコンバージョンとは?リスティングで成果をあげるための活用方法
Webサイトでコンバージョンを増やしたいと考えていろいろと施策を行っているけれど、判断基準となるデータが少なくてお困りの方はいらっしゃいませんか?
そのような時に設定すると役立つのがマイクロコンバージョンです。
この記事ではマイクロコンバージョンとは何かから適切な設定方法まで詳しく解説します。
- 目次
- ■マイクロコンバージョンとは?
- ■マイクロコンバージョンの設定方法
- ■マイクロコンバージョンを設定するメリット、デメリット
- マイクロコンバージョンを設定するデメリット
- マイクロコンバージョンを設定するメリット
- ■まとめ
■マイクロコンバージョンとは?
マイクロコンバージョンとは最終的な成果であるコンバージョンをゴールとすると中間ゴールを意味し、自由に設定することができます。
例えばコンバージョンに至るまでのターゲット顧客の行動が次のように細分化できるとしましょう。
①リスティング広告を見て検索流入
②LPを見る
③入力フォームを開いて必要事項を入力
④購入完了
④をコンバージョンとすると、①、②、③はコンバージョンに至るまでの重要な中間到達点なので、マイクロコンバージョンに設定することができるのです。
このようにマイクロコンバージョンを設定し、分析することでどれだけコンバージョンに近づいているかがわかるようになります。
リスティング広告の分析方法について興味のある方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
■マイクロコンバージョンの設定方法
ではマイクロコンバージョンを設定する時は、どのようなポイントに気を付けて行えばよいのでしょうか。
最終的なコンバージョン増加と関係性があることを前提として2つご紹介します。
①コンバージョンをする前にしそうな動きを予測してマイクロコンバージョンを設定する
自社のWebサイトにおいて、ターゲット顧客がコンバージョンする前に必要な動きとは何かを考えてみましょう。
流入から最終的なコンバージョンに至るまでの段階を紙に書き出してみるとわかりやすいでしょう。
②コンバージョンに至るまでに重要な動きと捉えられるものを選択してマイクロコンバージョンを設定する
コンバージョンをするまでにターゲット顧客がする動きといっても、コンバージョンに至るまでに必ずしも重要とは言えない動きをする場合もあります。
①で紙に書きだしたターゲット顧客の動きの中にこのような動きが含まれていた場合省きましょう。
ポイントを押さえてある程度ターゲット顧客に共通する動きが絞り込めてきたら、その地点をマイクロコンバージョンとして設定します。
■マイクロコンバージョンを設定するメリット、デメリット
マイクロコンバージョンの設定方法についてご理解いただいたところで、マイクロコンバージョンを設定するメリットを3つ、デメリットを1つご紹介します。
マイクロコンバージョンを設定するデメリット
マイクロコンバージョンを設定するデメリットは、広告運用上管理の必要な指標が1つ増加することです。
指標が増えるということはレポート作成方法や管理画面の確認方法なども変更が必要になります。
変更する場合、あらかじめ変更事由を必要なメンバーに共有しておくことや管理方法を決めておくことで運用がスムーズになるでしょう。
マイクロコンバージョンを設定するメリット
マイクロコンバージョンを設定するメリットの1つめは、コンバージョンが少なかった場合に成果を判断する指標にできるということです。
商品やサービスが高額だったり、慎重な情報収集や比較検討が必要なものだったりすると、コンバージョン数はそれほど多くなりません。
そのためマーケティング施策の成果の良し悪しが判断しにくくなるのですが、このような時にマイクロコンバージョンを設定しておくと施策ごとに差異を数値化できるため運用改善に用いることができるのです。
2つめはコンバージョンに至るまでのターゲット顧客の行動が数値で把握できることです。
例えばコンバージョン数が下がった場合、マイクロコンバージョンの獲得数を確認することでコンバージョンに至るまでの課程を改善していくことができます。
3つめはコンバージョンデータを用いた自動入札に活用できることです。
コンバージョンデータが多いほど自動入札の精度は高まりますが、コンバージョンのデータが少ない場合マイクロコンバージョンのデータでそれを補完し、精度を落とさないように運用できます。
■まとめ
マイクロコンバージョンとはコンバージョンという「ゴール」を目指すための中間地点を示す指標で、ターゲット顧客がコンバージョンに至るまでの重要な動きを把握して設定すれば運用やその改善に役立つ便利な指標であることがわかりました。
最初にマイクロコンバージョンをどのように設定するかや、運用管理の方法に気を配れば有意義に活用できるデータとなりうるので、自分の売りたい商品やサービスに必要であればぜひ設定を行ってみてください。