品質スコアはどうやって上げる?【Google広告】

リスティング

リスティング広告の運用を改善するために、品質スコアを上げるのが大事とは聞いたことあるけどどのように対策したらよいのかわからずお困りの方はいらっしゃいませんか?

この記事では品質スコアとは何かから運用改善の方法まで詳しく解説していきます。

品質スコアとは?

品質スコアとはGoogle広告におけるキーワードや広告、LPの品質を表す数値を言い1~10段階までで評価されます。

検索するターゲット顧客が求める情報との関連性が高く、有益であるほど品質スコアは上がるのです。

具体的には次の3つを基準に決定されます。

①推定クリック率(CTR)
Googleが広告の掲載順位とキーワードの過去の掲載結果を参考に予測した未来のクリック率のことです。

②広告の関連性
キーワードが広告の内容とどの程度合致しているかを示します。

③LPの利便性
LPがキーワードと広告文に合った内容になっているかどうか、またターゲット顧客にとって使いやすいLPかどうかを表すのです。

そしてリスティング広告の掲載順位を決めるためにGoogleが使用する値を「広告ランク」と言いますが、広告ランクは次のような計算式で表されます。

品質スコア×入札価格=広告ランク

例えばリスティング広告を出稿した会社が3社あった場合広告の掲載順位がどうなるかを表にまとめてみました。

広告主品質スコア入札価格広告ランク掲載順位
A社7100円7003位
B社10250円25001位
C社3500円15002位

つまり品質スコアを改善することで、リスティング広告の掲載順位を上げながら安い単価での集客につながるということです。

品質スコアはGoogle広告だけの指標ではなく、Yahoo!広告でも「品質インデックス」という名前で導入されています。

Google広告と同じく1~10段階で広告の品質が評価されて数値が算出されますが、この数値は広告の関連性および、入稿されたキーワードが広告のクリックに結びつくかの予測により算出されます。

次にGoogle広告で現在の品質スコアを確認する方法を見ていきましょう。

①Google広告の管理画面から画面左側のメニューの「キーワード」画面右側の「表示項目」をクリックする

②「品質スコア」の項目内から「品質スコア」のチェックボックスにチェックを入れ、画面左下の「適用」をクリックする

Google広告の運用改善に使用できる機能について他にも知りたい場合は、次の記事もごらんください。

続いてYahoo!広告で品質インデックスを確認する方法を見てみましょう

①広告管理ツールの「検索広告」タブをクリックする
②「キャンペーン管理」のタブをクリックする
③画面中央の「表示内容選択」から「キーワード」を選択する

品質スコアの上げ方とは?

それでは具体的にどのようなことをすれば品質スコアを上げることができるのでしょうか。

品質スコアを決める3つの基準ごとの改善方法を説明します。

推定クリック率の改善方法

推定クリック率の改善方法は2つあります。

①価格や数値、限定を示す文言を入れる
「リピート率95%」「50%off」など具体的な数値や価格を示してターゲット顧客にわかりやすく伝えましょう。

また「期間限定」「初回注文のみ500円」など限定を表す文言も効果的と言えます。

価格は高額になりすぎると効果がないため注意が必要です。

②広告のキーワードを広告見出しと広告文の両方に含める
この方法では推定クリック率だけではなく広告の関連性も同時に改善することができます。

広告の関連性の改善方法

広告の関連性を改善する方法は2つです。

①広告キーワードに合ったLPにする
広告キーワードがどれだけLPに含まれているかという観点で再度LPを見直してみましょう。

不自然なほどに含める必要はありませんが、LP内の文章の流れに応じて広告キーワードを配置するのは大切なことです。

②意図したものと異なる検索キーワードを除外する
広告キーワードについては含めることばかりを考えて、除外するということを忘れがちになります。

検索キーワードと広告の統一性を高めるためにも必要のないキーワードはしっかりと除外するようにしましょう。

LPの利便性の改善方法

LPの利便性を改善する方法は2つです。

①使い勝手のよいユーザーファーストなLPにする
LPの情報量を充実させたり、スマホを使うターゲット顧客が多い場合はLPをスマホ対応したりするなど導線や操作性も含めて見直してみましょう。

②LPの読み込みスピードを改善する
どれだけ良い内容のLPを作成しても、重くてターゲット顧客を離脱させてしまうのでは意味がありません。

画質をなるべく落とさずに画像を圧縮したり、コードファイルを軽くしたりするなど工夫してみてください。

まとめ

品質スコアはGoogle広告やYahoo!広告でキーワードや広告、LPの品質を表す値で、広告の掲載順位を決めるために使われるため安い単価で効果的に集客するためにも定期的にチェックして改善した方がよいことがわかりました。

品質スコアを改善するテクニックはたくさんありますが、意識した方がよいのは検索するターゲット顧客が求める情報を適切に広告やLPで提供できているかどうかということではないでしょうか。

Googleが大切にしているユーザーファーストを心がければ、おのずと品質スコアも改善されていくでしょう。

自分の売りたい商品やサービスをよりターゲット顧客が求める形でアピールするためにも、品質スコアの値を上手に用いてリスティング広告の内容を見直してみてください。

少しでもお役に立てましたらシェア頂けますと幸いです。
著者情報:三倉 光生
リスティングやSNSの広告運用12年/フリーランス4年目の認定ランサー。国立大学卒業後、新卒でベンチャー企業に就職し広告運用からマネジメントまで行い独立。「顧客の利益創出」をモットーとした広告設計・運用を行っています。ポリシーは【即レス・誠実さ・期限厳守】

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