Google広告のパフォーマンスプランナーとは?
Web広告を運用する場合、予算に応じてどのくらいの効果が見込めるかをあらかじめ予想しておくことが望ましいですが、根拠に基づいた数字を出すのはある程度Webマーケティングの経験を積んだ担当者でも容易なことではないでしょう。
この記事ではGoogle広告で実際のクリック数やコンバージョン数に基づいて予算のプランを立てることができるパフォーマンスプランナーについて詳しく解説します。
- 目次
- ■Google広告のパフォーマンスプランナーとは?
- ■パフォーマンスプランナーの使い方
- ■パフォーマンスプランナーを使用するメリットとデメリット
- パフォーマンスプランナーを使用するデメリット
- パフォーマンスプランナーを使用するメリット
- ■パフォーマンスプランナーの新機能について
- ■まとめ
■Google広告のパフォーマンスプランナーとは?
Google広告のパフォーマンスプランナーとは広告費用のプランを作成し、プラン変更をした際に指標や掲載結果にどのような影響を与えるかも確認することができる無料ツールです。
パフォーマンスプランナーを使用してGoogle広告の費用計画を改善すると、コンバージョン数が平均で43%増加することがわかりました。
パフォーマンスプランナーを用いてできることを3つご紹介します。
①コンバージョン数を増やすために最適なキャンペーン(広告を管理するための単位で予算やターゲット地域などはこれに対して設定する)費用を確認すること
②キャンペーンの設定を変更した場合に予測される掲載結果を確認すること
③複数のキャンペーンでの予算配分を管理すること
パフォーマンスプランナーではできるだけ正確な予想をするため、何十億件もの検索クエリを考慮し、通常 24 時間ごとに情報を更新しているのです。
また、季節性変動、競合他社の活動、LPといった変数も過去7日~10日間に渡って考慮されるので、精度の高い予測ができると考えてよいでしょう。
他にもGoogle広告を運用するのに便利なツールを知りたい場合は、次の記事もごらんください。
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■パフォーマンスプランナーの使い方
次にパフォーマンスプランナーの使い方について説明します。
①「ツールと設定」「パフォーマンスプランナー」をクリック
②「+新しいプランを作成」をクリックして予測を見たいキャンペーンを選択して「続行」をクリック
③「予測期間」「指標を選択」「目標」をプルダウンで、「数値」を入力で設定して右下の「プランを作成する」をクリック
最初は指標や数値を変更してさまざまなデータを見てみると操作にも慣れていくのではないでしょうか。
■パフォーマンスプランナーを使用するメリットとデメリット
パフォーマンスプランナーの使用方法をご理解いただいたところで、パフォーマンスプランナーを使用するメリットを3つ、デメリットを1つご紹介します。
パフォーマンスプランナーを使用するデメリット
パフォーマンスプランナーの予測は精度が高いと言えますが、あくまでも試算であり必ず予測と同じ結果が出るとは言い切れないことがデメリットです。
急に自社を取り巻く外部環境、自社の内部環境が変化する可能性は0ではありません。
精度が高い予想だからと過信しすぎないようにしましょう。
パフォーマンスプランナーを使用するメリット
パフォーマンスプランナーを使用するメリットの1つめは、キャンペーンで予測される月ごと、四半期ごとの掲載結果を確認できることです。
さまざまな期間でシミュレーションしてみるとよりデータの精度も上がるのではないでしょうか。
メリットの2つめは同じ費用でキャンペーンの掲載結果を向上させるためのヒントを確認できることです。
過去の実績と既存の設定、予測されるデータを比較して見ることができるので、予算配分を変更して分析してみましょう。
3つめはキャンペーンの設定変更が費用と掲載結果の目標にどのように影響するかを確認できることです。
予測はキャンペーンごとに見ることができますが複数選択も可能なため設定を変えて比較してみるのもよいでしょう。
■パフォーマンスプランナーの新機能について
2020年8月17日にパフォーマンスプランナーの新機能が3つ追加されたのでご紹介します。
①共有予算を設定した複数のキャンペーンを管理している場合でも予測可能になったこと
今まではキャンペーンごとに予算を設定している場合のみパフォーマンスプランナーを使用することができましたが、共有予算を設定した複数のキャンペーンを管理している場合でも使用できるようになりました。
この場合複数のキャンペーンをまとめた予測プランとなり、キャンペーンごとの予測プランの確認はできないことに注意が必要です。
②作成した予測プランをダウンロードしなくても共有できるようになったこと
予測プランの画面右上に「共有」というボタンができたため、クリックするとアカウントの全てのユーザーが予測プランの表示や編集を行えるようにできます。
③コンバージョンの遅延を考慮した予測ができるようになったこと
コンバージョンやコンバージョン値のレポートに7日以上かかる場合にその所要時間を考慮した予測ができるようになりました。
広告をクリックしてからコンバージョンまでに時間のかかる商品やサービスの予測がより正確になったと言えるでしょう。
■まとめ
パフォーマンスプランナーは簡単な操作でGoogle広告の掲載結果を予想したり予算配分を管理したりすることができる便利な無料ツールだとわかりました。
ぜひ定期的な予測を行い、Google広告をより効率的に運用してみてください。