プロモーション表示オプションについて【Google広告】
セールや割引情報を楽しみにしているターゲット顧客に対して、効率よくアプローチできる方法はないかと考えている方はいらっしゃいませんか?そのような時に役に立つのがGoogle広告のプロモーション表示オプションです。
この記事ではプロモーション表示オプションの概要から適する業種、活用法まで詳しくお伝えします。
- 目次
- ■プロモーション表示オプションの概要と設定方法について
- ■プロモーション表示オプションのデメリットとメリットとは?
- プロモーション表示オプションのデメリット
- プロモーション表示オプションのメリット
- ■プロモーション表示オプションの使用に向く業種と効果的な活用法
- ■まとめ
■プロモーション表示オプションの概要と設定方法について
プロモーション表示オプションとは広告表示オプションの中の1つで、2017年10月10日のGoogle広告(旧 Google AdWords)のアップデートにより日本語対応し、より使いやすくなりました。
リスティング広告がPCやスマホで表示された際にセールや割引情報を追加表示できるという機能で、ターゲット顧客がクリックすれば直接ランディングページに飛ぶことができるのです。
早めにセールや割引の情報を知りたいターゲット顧客への訴求にはぴったりの機能と言えるでしょう。
プロモーション表示オプションにも多くの広告表示オプションがありますので、気になる方は下記記事もお読みください。
広告表示オプションとは?Yahoo!・Google広告全部解説!
広告表示オプションは、広告文だけでは伝えきれない情報を広告を見たユーザーに届けてくれる便利なリスティング広告機能の一つです。今回は、広告を見たユーザーに情報を提供するだけでなく様々な対応をするよう働きかけてくれる広告表示オプションについて、その種類や特徴を解説していきます。
プロモーション表示オプションの設定方法をご紹介します。
①Google広告の管理画面の左側の項目内にある「広告と広告表示オプション」を選択します。
②画面上部の「広告表示オプション」のタブをクリックすると、画面左上に「+」が表示されるためクリック
③プルダウン内の「プロモーション表示オプション」をクリック
④必要事項を入力して「保存」をクリック
必要事項は次の9個の項目です。
・追加先
プロモーション表示オプションをプルダウンで「アカウント」「キャンペーン」「広告グループ」のどこに追加するか選択します。
・年中行事
「クリスマス」や「バレンタインデー」など年中行事にからめてプロモーション表示オプションを表示する場合はプルダウンで選択します。「なし」も選択可能です。
・言語と通貨
日本語で日本円の場合はプルダウンで「日本語」「JPY」と選択しましょう。
・プロモーションタイプ
「割引額」「割引率」「最大割引額」「最大割引率」の4つからプルダウンで選択し、割引率と割引額の具体的な数値も設定します。
・アイテム
商品やサービスの名前を半角20文字(全角10文字)までの文字数で入力します。
・最終ページURL
ターゲット顧客がプロモーション表示オプションをクリックした場合の遷移先(LP)のURLを入力しましょう。
・プロモーションの詳細
割引するための条件をプルダウンの「なし」「次の金額以上お買い上げの場合」「プロモーションコード」の3つから選択し、金額が必要な場合は右横に入力します。
・表示するプロモーション期間
開始日と終了日を設定しましょう。この期間はセールを行う期間のことで、プロモーション表示オプションを表示する期間ではないことに注意が必要です。
・詳細設定
スマホで他の広告表示オプションより優先的にプロモーション表示オプションを表示するかどうか、プロモーション表示オプションを表示する期間、配信曜日と時間帯の3つの設定ができます。
このように設定した際の表示例は下記になります。
■プロモーション表示オプションのデメリットとメリットとは?
次にプロモーション表示オプションのデメリットを1つ、メリットを3つご紹介します。
プロモーション表示オプションのデメリット
プロモーション表示オプションのデメリットはシーズンごとにセールを行うイメージがあまりない商品やサービスではターゲット顧客に訴求しにくいことです。
定価販売が基本の商材には不向きな機能と言えるでしょう。
プロモーション表示オプションのメリット
プロモーション表示オプションを設定するメリットの1つめはセール期間や割引内容をわかりやすくターゲット顧客に伝えられることです。
特に購入するか迷っているターゲット顧客にとっては購入のきっかけとなるのではないでしょうか。
2つめはコンバージョン率の向上が見込めることです。
直接セール内容の詳細がわかるLPにターゲット顧客を引き込めるのが大きな魅力と言えます。
3つめはクリック率のアップが期待できることです。
プロモーション表示オプションを設定することでGoogle広告の表示面積が広がり、よりターゲット顧客の興味を惹くことにもつながるでしょう。
■プロモーション表示オプションの使用に向く業種と効果的な活用法
では今までご紹介してきたプロモーション表示オプションの特性やメリット・デメリットを踏まえるとどのような業種で使用するのが効果的なのでしょうか?いくつか考えてみました。
- EC全般
- アパレル系
- 商業施設系
- スポーツ・レジャー用品
- 旅行系サービス
- 教育・各種スクール
- 飲食店
- 理容・美容・エステ
これらの業種はいずれもシーズンやイベントでセールを行うということが共通しています。
また実店舗も持つ業種が多いため、Webサイト限定のセールなどで実店舗とのサービスの差を強調してターゲット顧客にアピールするのも良い戦略と言えるのではないでしょうか。
具体的には次のような入力例が考えられます。
①飲食店の場合
「バレンタイン・高級輸入チョコレートが30%オフ・¥5,000以上のお買い上げ・期間1月25日~2月13日」
チョコレートのバレンタインセールを行う時の告知です。
行事ごとにシーズン性の高いアイテムをアピールすると、よりターゲット顧客の購買意欲を高めることができるでしょう。
②美容室の場合
「パーマ全メニューが20%オフ」
プロモーション表示オプションは年中行事を「なし」に設定して、常に行っている割引についても訴求できるので、このような利用方法もあってよいと言えるのではないでしょうか。
■まとめ
Google広告のプロモーション表示オプションはセールや割引を告知することでターゲット顧客の購買意欲を後押しし、コンバージョン率やクリック率の向上にも貢献する機能であることがわかりました。
自分の売りたい商品やサービスがセールを定期的に行うのであれば、ぜひプロモーション表示オプションを設定してみてはいかがでしょうか。