PDCAサイクルをうまく回す3つのコツ【webマーケティング初心者でも分かる!】
PDCAがうまく循環していないので、改善に取りかかってほしいと言われたものの何から手をつければよいのかよくわからないと悩んでいる方はいらっしゃいませんか?
この記事では初心者の方でも取り組める、PDCAサイクル見直しのコツを3つご紹介します。
■PDCAとは?
PDCAとはPlan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Action(改善)を順番に繰り返すことで継続的な業務の改善を促し企業の業績を高めていく手法です。
1950年代にアメリカの統計学者ウィリアム・エドワーズ・デミング博士とウォルター・シューハート博士によって提唱されました。
PDCAそれぞれのステップについて詳しく見てみましょう。
①Plan(計画)
課題を解決するための目標とそれを達成するためのアクションプランの設定を意味します。
「誰が(Who)」「いつ(When)」「どこで(Where)」「何を(What)」「なぜ(Why)」「どのように(How)」「いくらで(How much)」行うのかという5W2Hを意識し、具体的な数値で目標設定しましょう。
目標達成までの期限を決めることも大切です。
②Do(実行)
計画を実行することですが試行という意味も含まれているのを頭に留めておきましょう。
プロセスと結果を後で客観的に評価できるよう、活動内容を数値で記録しておきます。
③Check(評価)
計画に沿って実行できていたかを検証することです。
Plan(計画)で立てた数値目標と比較し、成功要因とうまくいかなかった要因の両方を分析します。
④Action(改善)
Check(評価)で行った分析結果を基に、目標を達成するためやさらに高い成果を生み出すために活動内容を改善します。
次のサイクルのPlan(計画)を意識して行うことが大切です。
■WebマーケティングでPDCAサイクルをうまく回す3つのコツ
PDCAとは何かをご理解いただいたところで、次は初心者でもWebマーケティングでPDCAをうまく回すためのコツを3つご紹介します。
4つのステップを再検証する
WebマーケティングでPDCAがうまく回らない時は、Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Action(改善)の4つのステップそれぞれについて再検証してみるのがよいでしょう。
①Plan(計画)の再検証
WebマーケティングでPlan(計画)を立てる際によくありがちなのが高すぎる目標を設定してしまうことです。
高すぎる目標を設定してしまうと士気が下がり、本来は越えられるハードルでも越えられなくなります。
PDCAは1回回すことで成果を出すのが目的ではなく、継続的に推進することで成果を高めるのが目的なので、あまりにも高すぎる目標設定であるならば見直してみましょう。
②Do(実行)の再検証
Do(実行)ができない理由は2つ考えられ、Plan(計画)に無理があるかつい怠けてしまったかのいずれかでしょう。
Plan(計画)を含めて見直してみることをおすすめします。
③Check(評価)の再検証
Webマーケティングにおいてはスピード感が大切とされるため、つい怠ってしまいがちなのがこのCheck(評価)です。
しかし十分なCheck(評価)を行わずに先に進むということは、結果的に物事が改善せず成果が出ないまま同じことを繰り返すことにつながります。
Check(評価)においては速さより正確さを大切にして再検証してみましょう。
④Action(改善)の再検証
Webマーケティングではさまざまな解析ツールを用いて分析を行うことに満足してしまい、Action(改善)につなげていない場合があります。
せっかく良い分析を行ったのなら、ぜひ業務改善のために活用しましょう。
自社の現状を検証する方法について他にも知りたい方は、次の記事もごらんください。
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定期的に評価・確認する
PDCAは循環させることに意味があるため、定期的に進捗を確認してレポートなどにまとめて管理しておくとよいでしょう。
WebマーケティングにおいてはメンテナンスしながらPDCAを回すという意識を持つと、通常業務の忙しさに取り紛れて後回しにすることがなくなります。
継続的にPDCAを回し続ける
PDCAは期間を決めてきちんとサイクルを回し続けることが重要と言えます。
PDCAとは一度のサイクルで成果が出るものではなく、サイクルを回すことによってらせん状に少しずつ向上していくものだからです。
改善して成果を出すことをPDCAのゴールと考えず、改善し続けることを習慣化するために行うのがPDCAであると捉えましょう。
■まとめ
PDCAは継続的な業務の改善を促し企業の業績を高めていく手法ですが、Webマーケティングではスピードに注目しすぎて分析がおろそかになりがちなことと、分析したデータから改善につなげていない場合があることに注意が必要だとわかりました。
すぐに効果が出る施策ではありませんが、PDCAを根気よく回して自社にとってよりよいWebマーケティングの形を創っていきましょう。