Facebook広告のコンバージョンAPIとは?内容からメリットまで詳しく解説

Facebook広告

近年Web広告では3rd party cookieの利用規制の動きが急激に強まり、Google chromeでも2022年までにサポートを段階的に廃止する予定となっています。

このような流れの中、Facebook広告では3rd party cookieに頼らない広告のデータ計測を行うことのできるコンバージョンAPIをリリースしました。

この記事ではコンバージョンAPIとは何かから使用するメリットまで詳しく解説します。

目次

Facebook広告のコンバージョンAPIがリリースされた背景とは?

3rd party cookieとは、訪問したWebサイトではない第三者が発行するCookie(WebサイトからWebブラウザへ渡すデータ片)のことを指します。

3rd party cookieを利用することで複数のWebサイト上で同じユーザーの行動を追跡し、ターゲティング広告の配信に繋げられるのは良いのですが、Webサイトの閲覧履歴を基に行き過ぎた個人情報が収集されることへの懸念が生じてきたのです。プライバシー保護の観点からこの状態は望ましいとは言えないため、3rd party cookieを規制する動きが出てきたというわけです。

Facebook広告でも今まではFacebookピクセルにおいて1st party cookie(訪問したWebサイトが発行するCookie)と3rd party cookieの両方を使用してきました。

しかしFacebookピクセルを利用してWebサイトでユーザーの動きを追跡することは今後難しくなる可能性が高いため、コンバージョンAPIをリリースしたのです。

この規制を背景としたiOS14のアップデートがリスティングやFacebookなどの広告配信に与える影響については、下記の記事にて詳細をまとめています。

コンバージョンAPIとは?

コンバージョンAPIは広告主がデータを利用して、Facebook広告キャンペーンのターゲット設定、最適化、および測定を行うためのツールです。

コンバージョンAPIでできることを表にまとめてみました。

項目内容
顧客のアクションを測定する遅延値・ユーザースコア・リードスコアなどを測定できる
測定データの正確性を向上させるピクセルに追加で使用し、ターゲット設定・効果測定・最適化のために送信される情報の正確性を向上させる
共有データを管理する共有の対象となるデータと共有のタイミングを管理する

参考:Facebook広告ビジネスヘルプセンター「コンバージョンAPIについて」

コンバージョンAPIを導入するメリット・デメリット

Facebook広告でコンバージョンAPIを導入するメリット・デメリットをご紹介します。

コンバージョンAPIを導入するメリット

コンバージョンAPIを導入するメリットは次の3つです。

①Cookieに頼らない計測が可能になること

今後3rd party cookieを規制する動きが加速化しても、コンバージョンAPIを導入することで計測を続け、広告効果の維持・向上を図ることができます。

②広告主のサーバーで管理されているデータも連携が可能となること

今まではWebで計測されたデータだけが広告配信に活用されていましたが、広告主のサーバーで管理されているデータも活用できるのでより効果的に広告配信をすることが可能となるのです。

③APIを使用するのでデータ連携の時間が短縮されること

API連携で情報を取得する場合、最新情報が自動で反映される仕組みのためデータ連携にかかる時間が少なくて済みます。

コンバージョンAPIを最終的に導入するかどうかを決める際はメリット・デメリットを比較し、Facebookビジネスヘルプセンターに記載してあるコンバージョンAPIをビジネスに導入するかどうかを決めるための検討事項に目を通してから導入することをおすすめします。

コンバージョンAPIを導入するデメリット

Facebook広告でコンバージョンAPIを導入するデメリットは、導入への敷居が高めであることです。

企業でコンバージョンAPIをスムーズに導入するためには、社内に広告配信におけるデータ設計について理解できる人がいること、導入のための作業を行うことができるエンジニアがいることなどある程度の条件が揃わなければなりません。

しかし社内でこのようなリソースを準備することは難しいので、Webマーケティングの専門会社などがコンバージョンAPIの導入を支援するサービスを行い始めています。

これはFacebookが認定する「Facebook Marketing Partner」や「Facebook Blueprint」の有資格者などがコンバージョンAPIの導入を支援するサービスで、仕様設計から実装までサポートしてもらえるのです。

自社でコンバージョンAPIの導入を考えているけれどリソース不足という場合は、このようなサービスを利用するのも良いでしょう。

参考:Facebookビジネスヘルプセンター「コンバージョンAPIをビジネスで使うべきかを判断する」

まとめ

Facebook広告のコンバージョンAPIとは、今後利用規制の強まる可能性の高い3rd party cookieに頼らずに広告のデータ計測を行うことのできるツールです。

導入に少し敷居の高い面もありますが、今後のデータ分析と広告効果の維持のためにもコンバージョンAPIを自社に合った形で活用してみてください。

著者情報:三倉(mikura)
リスティングやSNSの広告運用12年/フリーランス4年目の認定ランサー。国立大学卒業後、新卒でベンチャー企業に就職し広告運用からマネジメントまで行い独立。「顧客の利益創出」をモットーとした広告設計・運用を行っています。ポリシーは【即レス・誠実さ・期限厳守】

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