ユーザーとのやりとりが可能!FacebookのMessenger広告とは?

Meta広告


Facebook Messengerは毎月全世界で13億人が利用する媒体にまで成長し、広告を出稿したい企業にとっては「顧客が集まる場所」としての存在感が示されるようになりました。


この記事では今までにない新しい形の広告として注目を集めているFacebookのMessenger広告について詳しく解説します。

FacebookのMessenger広告とは?

FacebookにおけるMessenger広告についてお伝えする前に、まずMessengerとは何かをご紹介します。

Messengerとは

MessengerとはFacebookが提供するメッセージアプリで、MessengerはFacebookに登録していなくても利用可能であることと、複数のデバイスからアクセス可能であることからビジネスではMessengerを使用する人が増加してきています。

機能はLINEやTwitterのメッセージ機能に近く、スマホがiPhoneであればApp store、AndroidであればGoogle playから手軽に入手可能です。

参考:App store「Messenger」

参考:Google play「Messenger」

FacebookのMessenger広告とは

FacebookのMessenger広告とはMessenger内に配信される広告を指し、2017年より全世界で利用されています。

Messengerアプリの「ホーム」タブ内に表示され、ユーザーが広告をタップすると指定したリンクへと誘導できるのです。

リンク先はWebサイトとMessengerスレッドを指定することができます。

FacebookのMessenger広告は企業アカウントとMessengerでよくやり取りをしている人に配信されるため、コンバージョンにつながりやすいと言われています。

Facebookが提供するMessenger広告の種類

Facebookが提供するMessenger広告の種類は次の4つです。

①Messenger広告

Messengerアプリの「チャット」タブ内に表示される広告です。

広告をタップするとユーザーはMessenger内のCTAボタン(ユーザーのクリックを促しコンバージョンをしてもらうためのボタン)つきの詳細画面に誘導され、そこでCTAボタンをクリックすると広告主が設定したWebサイトやアプリなどに遷移することができます。

ユーザーへのリーチを広げたい時に使うとより効果的です。

画像参照元:FACEBOOK for Business「Messenger広告」

②Messengerストーリーズ広告

Messengerストーリーズ広告はユーザーがフルスクリーンで見ることのできる動画広告です。

ユーザーの印象に残りやすいため、認知度アップやブランディングに使用すると効果的でしょう。

Instagramストーリーズ広告か、フィードに掲載しているキャンペーンへの追加としてしか利用できない点に注意してください。

画像参照元:Facebookビジネスヘルプセンター「Messengerの広告について」

③Messenger誘導広告

FacebookやInstagramにも表示され、ユーザーが広告をクリックすると広告主のMessengerスレッドに誘導されるため、LPやWebサイトに遷移する前にテキストや画像を利用してコミュニケーションを取ることができます。

チャットボットのようにユーザーの質問を受けたり、課題を解決したりできるためユーザーが納得感を持ってLPやWebサイトに遷移することができるのです。

お客様に対して丁寧に個別対応をしたいなら、Messenger誘導広告がおすすめです。

画像参照元:「Messenger誘導広告について」

④広告メッセージ

過去に1回以上Messengerでやり取りしているユーザーに対してリターゲティングをして配信できる広告です。

Messengerアプリにのみ表示され、メッセージを送信して広告主がユーザーと会話を再開さきる仕組みとなっています。

丁寧なリターゲティングを行いたい場合におすすめです。

参考:Facebook FOR Business「Messenger広告」

FacebookでMessenger広告を使用するメリット

FacebookでMessenger広告を使用するメリットを3つご紹介します。

①ユーザーと直接やりとりできるため離脱されにくい

通常の広告では直接LPやWebサイトに遷移するため離脱されやすいのですが、Messenger広告ではその前に直接メッセージでやり取りできるため、離脱を防止できるでしょう。

②Facebookを利用していないユーザーにもアピールできる

MessengerはFacebookに登録していなくても利用可能であることから、商品やサービスをFacebookユーザー以外にも広く知ってもらえるというメリットがあります。

③チャットボットとの併用で24時間365日ユーザー対応ができる

Messenger広告でユーザーとやり取りをするための人員が足りない場合でも、チャットボットと組み合わせることで24時間365日のユーザー対応が可能です。

FacebookでMessenger広告を配信する手順

FacebookでMessenger広告を配信する手順を広告の種類別に紹介します。

・Messenger広告

Messenger広告は広告作成方法はFacebook広告と同じのため、配信先をMessengerに設定することで配信されます。

手間をかけたくなければ広告の配置画面で「自動配置」を選択しておけばデフォルトでMessengerにも広告が配信される仕組みです。

・Messenger誘導広告

Messenger誘導広告を配信する手順は次の通りです。

①広告マネージャで目的を「メッセージ」に設定する

②キャンペーン作成後、広告セットで「メッセージの送信手段」の項目でMessenger誘導広告をプルダウンで選択する

③広告で必要項目を入力後Messengerの設定を行う

・広告メッセージ

広告メッセージを配信する手順は次の通りです。

①広告マネージャで目的を「メッセージ」に設定する

②キャンペーン作成後、広告セットで「メッセージの送信手段」の項目で広告メッセージをプルダウンで選択する

③広告で必要項目を入力後Messengerの設定を行う

FacebookのMessenger広告を使用する際の注意点

FacebookのMessenger広告を使用する上での注意点を3つご紹介します。

①広くターゲティングできないこと

Messenger広告ではキャンペーンの目的を「メッセージ」とした場合「コンバージョン」や「トラフィック」と設定した場合と比較すると広いターゲティングができません。

このことからMessengerの利用層を見極めて広告配信を行わないと、効果が出にくい可能性もあると言えます。

②広告メッセージには配信条件があること

Messenger広告の広告メッセージの配信条件には、過去24時間以内にアクティブだったスレッドや、1年以上アクティブではなかったスレッドには送信されないこと、広告セットごとに1人当たり1つの配信となることという2つがあるのを覚えておきましょう。

③手動でチャット対応する場合は人員が必要なこと

チャットボットを使用しない場合最初の一言は設定している文で対応が可能ですが、その後の会話は手動で行わなければならないためある程度の人員確保が必要です。

まとめ

FacebookのMessenger広告はMessenger内に配信される広告で、LPやWebサイトへと遷移する前に一度ユーザーとコミュニケーションを取れるため、離脱しにくく納得感を持って購買行動を取ってもらうのに役立つ広告だとわかりました。

チャットボットとの併用で24時間365日の対応もできるため、ぜひ積極的に活用してみてください。

少しでもお役に立てましたらシェア頂けますと幸いです。
著者情報:三倉 光生
リスティングやSNSの広告運用12年/フリーランス4年目の認定ランサー。国立大学卒業後、新卒でベンチャー企業に就職し広告運用からマネジメントまで行い独立。「顧客の利益創出」をモットーとした広告設計・運用を行っています。ポリシーは【即レス・誠実さ・期限厳守】

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