Facebookのコールトゥアクション広告とは?定義から作成手順まで詳しく解説
自社のFacebookページにコールトゥアクションボタンを設置できるだけではなく、広告で宣伝ができるのを知っていますか?
この記事ではFacebookにおけるコールトゥアクションボタンの定義からユーザーに広く知ってもらうためのコールトゥアクション広告とは何かまで詳しく解説します。
- 目次
- ■Facebookのコールトゥアクションボタンとは?
- ■Facebookのコールトゥアクション広告とは?
- ■コールトゥアクション広告のメリット
- ■コールトゥアクション広告の作成手順
- ■コールトゥアクション広告の分析
- ■まとめ
■ Facebookのコールトゥアクションボタンとは?
FacebookのコールトゥアクションボタンとはFacebookページに無料で設置可能なユーザーに特定の行動を促すことのできる仕組みです。
コールトゥアクションボタンの種類と概要を表にまとめてみました。
ボタンの種類 | 概要 |
申し込む | 商品やサービスの申し込みを促す |
予約する | 商品やサービスの予約を促し、Facebookや設定したWebサイトで予約を受付できる |
チケットを購入 | チケットの購入を促す |
今すぐ電話 | 電話での問い合わせを促し、電話番号を設定すれば1タップで電話できる |
お問い合わせ | 問い合わせを促し、設定したWebサイトに遷移して問い合わせを受け付ける |
寄付する | 寄付をしてもらえるよう促す |
ダウンロード | ダウンロードを促す |
道順を表示 | Facebookに登録した住所までのルートを表示し来訪を促す |
クーポンを入手 | クーポンの入手を促す |
見積もり | 見積もりを取るよう促す |
上映時間を表示 | 映画などの上映時間を確認するよう促す |
インストール | インストールを促す |
詳しくはこちら | 商品やサービスの詳細がわかるWebサイトへの遷移を促す |
いいね! | いいね!をするよう促す |
音楽を聴く | 設定した音楽を試聴するよう促す |
リンクを開く | 指定したリンクを開くよう促す |
注文する | 注文を促し、設定したWebサイトで注文を受付できる |
ゲームをプレイ | 自社のゲームをプレイしてもらうよう促す |
予約リクエスト | 予約のリクエストを促す |
保存する | 保存を促す |
メニューを表示 | メニューを表示し内容の確認を促す |
メッセージを送信 | Facebookのメッセージ機能での問い合わせを促す |
WhatsAppメッセージを送信 | FacebookのWhatsAppメッセージでの問い合わせを促す |
購入する | 購入を促す |
登録する | メルマガやニュースレターなどの登録を促す |
フォローする | Facebookアカウントへのフォローを促す |
アプリを利用 | アプリのダウンロードを促す |
イベントを見る | イベント内容の確認を促す |
他の動画を見る | 動画の視聴を促す |
Facebook広告の場合は広告の種類に応じて設置できるコールトゥアクションボタンの種類が異なるため、広告ガイドであらかじめ確認しておきましょう。
またコールトゥアクションボタンは1つのFacebookページに1個だけ設置することが可能です。(設定できるのは管理者権限を持つ人のみとなります)
管理者権限を持つ人とはクラシックページの場合管理者、編集者、モデレーター、広告管理者の権限を持つアカウントで、新デザインのページの場合「ページボタンを追加」のアクセス許可を持っているアカウントです。
参考:Facebook for Business「各目的で利用できるコールトゥアクションボタン」
■Facebookのコールトゥアクション広告とは?
Facebookのコールトゥアクション広告とは、Facebookページのコールトゥアクションボタンを利用したFacebook広告のことです。
コールトゥアクション広告を使用する場合、目的に応じたコールトゥアクションボタンを選択することが重要です。
例えばサービスを新しく申し込む場合は「申し込む」、商品の購入を予約する場合は「予約する」、質問がある場合は「お問い合わせ」などユーザーに行ってほしいアクションに合わせてボタンの種類を選択するようにしましょう。
参考:Facebook for Business「コールトゥアクション広告について」
■コールトゥアクション広告のメリット
コールトゥアクション広告のメリットは次の3つです。
①顧客の行動に誠実に対応することでエンゲージメントを高められる
コールトゥアクションボタンが設置してあれば新規顧客、既存顧客を問わず手軽に問い合わせしてください、ということをアピールできるので、顧客のエンゲージメントは自然に高まります。
②コールトゥアクションボタンで外部のWebサイトにも誘導できるため連携しやすくなる
コールトゥアクションボタンを用いることで自社のWebサイトなどFacebook外のサイトへと顧客を誘導できるため、そこでの購入やアプリダウンロードなどににつなげやすくなるでしょう。
③顧客へコンバージョンにつながる行動を促しやすくなる
コールトゥアクションボタンがあると、顧客の購買意欲が高まった瞬間にすぐ行動に移してもらいやすく、離脱防止にもつながります。
顧客との関係深化だけではなく、手軽にコンバージョンへとつなげやすくなるのがコールトゥアクション広告の大きなメリットだと言えるでしょう。
■コールトゥアクション広告の作成手順
Facebookでコールトゥアクション広告を作成する手順をご紹介します。
①Facebookページを開き「宣伝する」をクリックする
②広告の目的を「ボタンの宣伝」「コールトゥアクションを増やす」「コールトゥアクションをする利用者を増やす」「ボタンのクリック」の4つから選択する
③広告の詳細を「クリエイティブ」「オーディエンス」「1日の予算」「期間」「支払い方法」の項目別に設定する
④「今すぐ宣伝」をクリックする
Facebookページを作成し、コールトゥアクションボタンを設置しないとこの操作は行うことができないので注意しましょう。
参考:Facebook for Business「コールトゥアクション広告を作成する」
■コールトゥアクション広告の分析
コールトゥアクション広告の運用結果は、次の手順で確認することが可能です。
①Facebookページを開き画面左のメニューから「広告センター」「すべての広告」をクリックする
②結果を確認したいコールトゥアクション広告の「結果を確認」をクリックする
確認できる指標は次の4つです。
指標の種類 | 概要 |
リンククリック | 外部のWebサイトへと誘導する広告内のリンクのクリック数 |
リンククリックの単価 | リンククリックを1回獲得するための平均コスト |
リーチした人数 | コールトゥアクション広告を1回以上見た人の数 |
投稿のエンゲージメント | コールトゥアクション広告に対してユーザーが行ったアクションの合計数 |
コールトゥアクション広告はつい広告を出稿して満足してしまいがちですが、通常の広告と同様運用したらデータを基に改善していくことが大切だと言えるでしょう。
参考:Facebook for Business「コールトゥアクション広告の結果を表示する」
参考:Facebook for Business「コールトゥアクション広告の指標」
■まとめ
Facebookのコールトゥアクション広告とは、Facebookページのコールトゥアクションボタンを利用したFacebook広告ですが、目的に応じたボタンを設置することでユーザーの行動を促しやすくなるとわかりました。
ぜひ積極的に活用して、自社のコンバージョンへと結び付けてみてください。