ブランドコンテンツ広告とは?Instagramの新しい広告とアップデート内容を徹底解説
自社の商品やサービスの認知度をさらに高めるため、インフルエンサーマーケティングと広告配信をからめた何か良い施策はないかと頭を悩ませている人はいませんか?
この記事ではInstagramの新しい広告であるブランドコンテンツ広告について詳しく解説します。
- 目次
- ■ブランドコンテンツ広告とは?
- ■ブランドコンテンツ広告のアップデートについて
- ■ブランドコンテンツ広告を配信するメリット
- ■ブランドコンテンツ広告を配信する手順
- 広告主が行う設定
- インフルエンサーやクリエイターが行う設定
- ■まとめ
■ブランドコンテンツ広告とは?
ブランドコンテンツ広告とはInstagramを擁するFacebook社(現在はMeta社)が2019年6月にリリースした新しい広告形式です。
具体的にはインフルエンサーやクリエイターが作成したコンテンツ(通常の画像や動画などの投稿)を企業が広告として配信できます。
ブランドコンテンツ広告はInstagramへの通常の投稿と同様にインフルエンサーやクリエイターのアカウントから発信されますが、アカウント名の下に「広告」と表示され、キャプション欄の冒頭に「(企業名)とのタイアップ投稿」と明記されるためユーザーが広告だとわかりやすくなっているのが特徴的と言えるでしょう。
参考:Meta「Instagram、ブランドコンテンツ広告の提供開始を発表」
■ブランドコンテンツ広告のアップデートについて
2021年10月、Instagramはブランドコンテンツ広告を通じて企業とインフルエンサー、クリエイターが協業しやすくするためアップデートを行うことを発表しました。
アップデートしたのは次の3点です。
①リールでもブランドコンテンツ広告を配信できるようにしたこと
今までInstagramのブランドコンテンツ広告はフィードとストーリーズのみで配信可能でしたが、今後は配信場所としてリールも設定可能となります。
②広告マネージャを使用しなくても配信できるようにしたこと
今までInstagramのブランドコンテンツ広告は広告マネージャを使用しないと配信することができませんでしたが、今後はInstagramのアプリ内にある「投稿を宣伝」オプションからブランドコンテンツ広告を配信できるようになります。
③インフルエンサー、クリエイター向けの新しい権限を追加したこと
今までは投稿ごとにブランドコンテンツ広告の配信を企業が承認する形でしたが、今後は協業しているビジネス自体を承認すればタグ付けされている全てのブランドコンテンツ広告が自由に配信できるようになりました。
参考:Instagram「Instagram、ブランドコンテンツ広告をリールに拡大、米国ではアフィリエイト機能を利用中のクリエイターがショップを開設できるテストを開始」
■ブランドコンテンツ広告を配信するメリット
ブランドコンテンツ広告をInstagramで配信するメリットを3つご紹介します。
- ユーザーにとって購入意欲を後押ししてくれるインフルエンサーやクリエイターを経由して情報を配信できる
- Instagramインサイトを用いて広告効果を分析できる
- 広告でありタイアップ投稿であることが明示されることからタグやステマ対応を気にかける必要がない
インフルエンサーマーケティングのデメリットを解消し、広告として運用結果をしっかりと測定できるのが大きなメリットだと言えるでしょう。
■ブランドコンテンツ広告を配信する手順
ブランドコンテンツ広告を配信するためには広告主とインフルエンサーやクリエイターが双方をビジネスパートナーとして承認することが必要なため、それぞれ行う設定の手順をご紹介します。
広告主が行う設定
広告主は、ビジネスをブランドコンテンツのフィード投稿またはストーリーズにタグ付けする許可をインフルエンサーやクリエイターに付与する設定を行います。
①Instagramにログインし、ビジネスプロフィールの「設定」「ビジネス」「ブランドコンテンツ」をクリックして「承認が必要」をオンにする
②「承認済みアカウント」を選択してビジネスをタグ付けする許可を付与する
インフルエンサーやクリエイターがブランドコンテンツ広告として配信した投稿をさらにInstagram広告で配信したい場合は、広告マネージャで既存の投稿を選択してみると新しく「ブランドコンテンツ」のタブが表示されるので、そこから配信することも可能です。
インフルエンサーやクリエイターが行う設定
インフルエンサーやクリエイターがブランドコンテンツ広告を配信するために行う設定は次の通りです。
①Instagramにログインし、ビジネスプロフィールの「設定」「ビジネス」「ブランドコンテンツ」をクリックする
②広告主から先に承認リクエストが送付されていれば「タグ付けリクエスト」を選択して承認し、まだ送付されていない場合は「承認済みのビジネスパートナー」から広告主のユーザーネームで検索して選択すると承認リクエストを送付できる
■まとめ
ブランドコンテンツ広告はインフルエンサーやクリエイターが作成した投稿を企業が広告として配信することができるため、広告感が少なくユーザーの購入行動を後押ししやすいとわかりました。
インフルエンサーマーケティングより敷居が低く効果も測定できるので、ぜひ活用してみてください。