【Facebook広告】URLダイナミックパラメータとは

Meta広告

どのようなWeb広告でも同じですが、出稿したらそれで終わりということではなく、継続的に効果を測定し、そのデータを活用して少しずつ改善しながら運用していくことが大切です。

この記事ではFacebook広告においてどのような効果があったのかを測定し、分析するための設定であるパラメータについて詳しく解説します。

Facebook広告のパラメータ設定とは?

パラメータ(Parameter)は世界標準の規格で正式にはURLパラメータと呼び、データを収集するためにURLの末尾に付け加える変数のことを指します。

URLパラメータを含んだURL経由でユーザーがWebサイトに訪問すると、どの広告媒体からWebサイトに訪問したのかをデータとして収集できるのです。

Facebook広告でもURLパラメータを設定し、Facebook広告からのアクセスであることを確認できます。

パラメータは本来任意の文字列での設定となるため、ルールや設定に必要なツールの操作方法を理解しなければなりませんが、Facebook広告にはURLダイナミックパラメータというパラメータを簡単に使用できる仕組みがついているので、これを用いて計測を行うのが望ましいでしょう。

Facebook広告のURLダイナミックパラメータとは?

Facebook広告のURLダイナミックパラメータとは、広告を設定した時の情報が自動でパラメータの値に反映される機能です。

Facebook広告の広告マネージャで設定をすることができますが、設定できる項目は次の通りです。

パラメータ名
キャンペーンID{{campaign.id}}
広告セットID{{adset.id}}
広告ID{{ad.id}}
キャンペーン名{{campaign.name}}
広告セット名{{adset.name}}
広告名{{ad.name}}
配置{{placement}}
プラットフォーム名{{site_source_name}}

新規の広告キャンペーンか、下書き保存をしてまだ公開していない広告キャンペーンに設定できます。

参考:Facebook広告ビジネスヘルプセンター「URLダイナミックパラメーターの仕様」

Facebook広告のURLダイナミックパラメータを設定する手順

広告マネージャでURLダイナミックパラメータを設定する手順は次の通りです。

①「広告」タブの「リンク」内にある「URLパラメーターを作成」をクリックする

②「URLパラメータを作成」という窓が表示されるのでキャンペーンソース・キャンペーンメディア・キャンペーン名・キャンペーンコンテンツを入力する

③URLの確認画面が表示されるので内容を確認したら「適用」をクリックする

「広告」タブの「リンク」内には「ウェブサイトのURL」という項目と「URLパラメーター」という項目があるので、この2か所に直接URLとパラメータを入力して設定するという手順もあるのですが、手動で設定をした場合、1つでも入力ミスがあると正しく計測を行うことはできません

URLパラメータを使い慣れている人は別ですが、マーケティング初心者の人や初めてパラメータを設定する人には、URLダイナミックパラメータを利用した設定方法をおすすめします。

Facebook広告のURLダイナミックパラメータを設定する際の注意点

一度設定してしまえば便利に活用できるURLダイナミックパラメータですが、覚えておいてほしい注意点を2つご紹介します。

①「広告の目的」に注意する

URLダイナミックパラメータを利用できるのは、Facebook広告の「広告の目的」を次の項目に設定した場合のみです。

  • トラフィック
  • リーチ
  • 動画再生数アップ
  • 投稿のエンゲージメント
  • リード獲得
  • カタログ販売
  • 来店数の増加
  • コンバージョン
  • ブランドの認知度アップ

②名前関連のパラメータに注意する

名前関連のパラメータはFacebook広告が初めて公開される時に、広告キャンペーン、広告セット、広告の名前に対して設定されます。

そのためFacebook広告公開後に広告キャンペーン、広告セット、広告の名前を変更したとしても、URLダイナミックパラメータにおいては元の名前がそのまま使用されて、広告掲載期間が終了するまで変更できません。

Facebook広告公開後にURLダイナミックパラメータをどうしても変更したい場合は、新しい広告キャンペーン、広告セット、広告を作成して公開する必要があります。

参考:Facebookビジネスヘルプセンター「広告にURLパラメーターを追加する」
参考:Facebookビジネスヘルプセンター「URLダイナミックパラメーターの仕様」

まとめ

URLパラメータとはデータを収集するためにURLの末尾に付け加える変数のことですが、Facebook広告でも広告マネージャを使用してURLダイナミックパラメータを設定することで、簡単な手順でFacebook広告からのアクセスであることを確認できます。

パラメータの名前や値を1つ1つ覚えるというのは大変なことですが、URLダイナミックパラメータを使用することで広告を設定した時の情報が自動でパラメータの値に反映されるので、広告運用担当者にとっては工数削減といううれしいメリットに繋がるでしょう。

Facebook広告の運用改善のため、ぜひURLダイナミックパラメータを積極的に活用してみてください。

少しでもお役に立てましたらシェア頂けますと幸いです。
著者情報:三倉 光生
リスティングやSNSの広告運用12年/フリーランス4年目の認定ランサー。国立大学卒業後、新卒でベンチャー企業に就職し広告運用からマネジメントまで行い独立。「顧客の利益創出」をモットーとした広告設計・運用を行っています。ポリシーは【即レス・誠実さ・期限厳守】

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